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議会最終日の議案採決を聞きながら・・2 [議会ウオッチング]

 昨日の報告で紹介したように、「廃棄物減量等推進審議会」に提出された文書は、一気に議員諸侯の怒りを買うものとなりました。整理すると

① 議会として、このようなことを議題として全員で公的に話し合った事実はないこと。
② それにもかかわらず議会の総意であるがごとき形で提出されていること。
③ そもそも市長が、政策策定上の諮問機関的性格の審議会に、議決機関である議会の意向を提出する   
 こと自体、あってはならないこと。
④ 地方自治体における政治形態の原則は、二元代表制を取っている。行政事務を執行する職員が、そ 
 のことに対する基本的理解に欠けているのではないのか・・と疑われても仕方がないこと。

 議会は議長名で、厳しく市長あて抗議文を出したことは当然のことです。市長は全面的にこのことを
認め、謝罪の上、「廃棄物減量等推進審議会」は、会議自体がなかったものとして処理され、そのための審議会委員への確認の会議を、9月26日の日曜日に開催し、委員に報告と謝罪を行いました。
 このことについては、このブログで、直接関会長名での傍聴記を掲載しました。

 さて、このことを受けて、ある議員のブログに、「二元代表制の再構築」という言葉が書かれているのを読ませてもらいました。私は重要な問題提起であると思いました。何とか一つでも二つでも、実現可能なものから意識的に取り組んでいただけたら、どれほど議会にとっての前進になるものであろうか…とひそかに期待したものです。

 議会最終日、私は、なんと、その具体的姿を目の当たりにすることができたのです。明日はそのことを報告させていただきます。                      kawakami


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