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ゴミ問題・政策研事務局の発言 [ごみ処理施設]

投稿者 政策研事務局 

 戦後すぐに生まれた私が、ゴミの観点で過去を振り返って見ると、随分とゴミは世相を反映していたと今更ながらに気が付く。
 もの心ついた当時、ゴミ箱は木製であり、ほとんどが生ごみでした。ですので夏はハエの天国でゴミ箱開けると臭い。当時はもちろんプラスチックはなく魚は新聞紙にくるくると撒いて持ち帰る。
肉は薄い杉皮に敷かれて売られている、豆腐は鍋を持参で買いに行く。酒・醤油は空き瓶持参で計り売りで買うのでゴミがほとんどでない。
肉や魚の汁で汚れた新聞もキョウギと呼ばれる薄い杉皮も自然素材であり、生ごみと一緒に畑に処分しても環境問題にならず自然に有機肥料となっていた。

 時代が変わって現代はどうか?
昨日、袖ケ浦駅北側のスーパーせんどうに餃子の皮とか、ひき肉とかもろもろを買いに行ったが、商品はすべてプラスチックの容器に入っていてラップフイルムでくるんであります。これは便利で清潔ですがこれこそが現代のゴミ問題の根源のひとつです。

 並べた時点でその日の内にゴミになる資源のプラスチックごみが一緒に買われ、そして捨てられる。
もしも肉や魚の入れ物持参で個数や計り売りで買えば、可燃ゴミの大半を占めるプラごみは相当減ります。主婦の店、AEON、尾張屋さんなどが実施している回収ー>資源化でも大きな効果が期待できます。

 リサイクル資源化・再利用がごみ問題の根本であることを直感で感じる
 このプラごみや廃油回収問題は市が市民(自治会)への協力な宣伝次第と回収の体制が不十分であることと、ゴミステーションの場所が狭く分別回収しにくいところも多く困難な面が確かにあります。
ですが、回収のプラスチック箱を場所に合わせて小型の箱を用意とか工夫すれば、生ごみとかと一緒に資源ごみのプラごみが一緒に可燃ごみになる割合は確実に減ると考えますがいかがなものでしょう。

 これは食品のみならずホームセンターなどで売られるすべての日用品にも言える事実で、総じて過剰な包装。 作る時、売るとき、使って捨てるとき
この3つの段階で如何にゴミ自体が発生しないような社会の仕組みにするかが肝心と見えます。

 そして生ごみ、これは大きなバケツを逆さにしたものを購入に補助金がでることの公報があった記憶があるが、9月6日の廃棄物減量等推進審議会を傍聴した際に環境管理課廃棄物班の方が段ボールコンポストなるものがあることを話していました。
 なるほど段ボール箱で生ごみから有機肥料できるとなればお金かからずゴミ減量に繋がると期待してクリーンセンターに行った際、ついでに段ボールコンポストの作り方、種菌など聞いたら説明者自身はまだ導入していないとの話。
 集合住宅住まいは難しいかも知れませんが個別住宅住まいの市職員の多くはこれを実際に導入し問題点や利点、導入拡大のノウハウを収集すべきではないか?
 市長は当然みずから進んで導入実験しているのだろうと思うがどうでしょう?
市職員では長のつく方々、環境管理課やクリーンセンター職員など、、、

 そしてまず自分自身も進んで実施せずにあれこれ言えませんので試してみて市に報告しようと決心しました。

◇◇◇◇ 段ボールコンポストの作り方・使用法 ◇◇◇◇
 クリーンセンターで聞いた作り方と使用法は概ね以下の感じ
①スーパーなどから丈夫目のミカン箱ぐらいの段ボール箱をもらってくる
②底が弱くなるので2枚ほど底板用段ボールを敷いて強化
③角をガムテープや上部な紙でテーピングで補強を推奨
④スーパーやホームセンターで売っている腐植土を入れる、これが一番安い方法
 クリーンセンターでもらった添付ファイルのようにEM菌とか専用のものも色々売られているが、安  
 価な腐植土で大丈夫なようです。
⑤野菜くずなど徐々に入れる、土を握って固まる、ちょっとぱらっとする程度の水分が良い水分量
⑥ハエや虫が入と嫌なので上から布などでカバー(空気は入るが虫は入らないよう)
⑦発酵し始めるとほかほかと温かくなる、これが良い状態
⑧雨のかからないところ、発酵が正常なら玄関でも良いとのこと
   ということでまずは読者の皆さんもお試しを!!

□□□□□□□ 話も少し戻します □□□□□□
 このところ廃棄物減量等推進審議会での話題はゴミ袋の値上げを進めたいという話が中心です。
で過去の審議会記事を徐々に読んでいますが、他の地域との比較資料が出されたりして値上げ当然の雰囲気で市民代表は突然の委員になっている方が多く意見を言いたくても話の流れについていくだけの感じ・・・また、分別の資料もありますが、実際にそれを袖ケ浦のゴミ分別に適応させようという実践は
ないようでお話してお終いの印象があります。

 作る時、売るとき、使って捨てるとき
この3つの段階で如何にゴミ自体が発生しないような社会の仕組みにするかが肝心。
この3つをさておいて値上げ主体論議はおかしい。

 そもそもゴミは収集から始まって最終埋め立てにかかるまでの費用が費用問題の対象であって、他の市との比較で安いから、、長期間値上げしていないから値上げすべき との論調はおかしい
 最終処分の一歩前の新日鉄の溶鉱炉型の4市の広域焼却炉に支払う費用のことも忘れてはいけません
4市のみならず太平洋の街からゴミが富津港まで運送されるのだと言う
 CO2削減、ゼロCO2が求められる時代に市長はなにを考えているのだろうか?






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