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「陳情書」の扱いに驚き [議会ウオッチング]

 今日の東京新聞の投書欄に次の趣旨の投書が掲載されていた。
「遺骨眠る土を使うな」辺野古での米軍基地建設に沖縄本島南部の土砂が埋め立てに使われるという。かって沖縄は「本土決戦」のため「捨て石」にされ、県民の4人に一人が非人道的で無謀な作戦の犠牲になった事実を忘れ、まだ遺骨の混じった土を基地建設のため埋め立てに使うなど常識では到底考えられないことを平然と行おうとしていることに抗議の投書である。

 さて袖ケ浦市議会本会議にこのこととかかわりある陳情が提出されている。
陳情の件名「戦没者の遺骨が眠る土砂を辺野古新基地建設の埋め立てに使用しないことを求める意見書採択の陳情」である。陳情者は「平和を願い戦争に反対する千葉県戦没者遺族の会」代表の上田美毎さんになっている。

 陳情は一般的に議案として取り上げられ、陳情者から陳情の趣旨説明と議員からの質問、
市執行部からの見解表明があり採決する・・・という手続きを取る。それがどこで決定されたのか(議長か、議会運営委員会か、議会事務局か?)そのすべてが省略されて、単なる「参考配布」として処理された。その理由説明があったのかどうかは不明である。
 私たち戦争体験者にとっては、考えられないことだ。どうもこのところ議会には、特定の意図が働いているような事案が起きているように思えてならない。
 自浄力の薄れている議会の姿は、二元代表制の崩壊の兆しであることを指摘しておきたい。
                        Kawakami

(陳情書ですが、印刷が不明のため読みにくいかもしれません。クリックすると大きくなります)

遺骨の土地辺野古埋め立てへ.PNG


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行政の不作為 [市政全般]

  昨日掲載した、篠崎議員の質問を読んだ読者から、早速このような疑問が提出されている。

「まず、この埋め立て地は、平成9年に水田から畑に農地転用申請があり、2mの盛り土を条件に許可したが、実際は10m以上の柔らかすぎる盛り土がしてあり、農業委員会などが繰り返し、是正勧告を出しても現在まで、改善されないままとなっている「農地法違反」の土地である(9/7の農業委員会総会で事務局が報告済み)こと、あわせて「県の残土条例にも違反している土地である」という二重違反の埋め立て地である疑いが濃厚であることが分かったという。
そこになぜ宅地開発工事許可を出したのか・・・と言う質問には、「二重違反の土地であることが確認できなかった」とのあきれた答弁である。このままでは、袖ケ浦市でも違法な盛り土の上に豪雨になれば流されるような危険なアパート14棟が建つことになる」

 蔵波埋め立て地に、なぜ建設許可が出たのかという問題である。「二重違反の土地であることが確認されなかった」と言う前にすべきことがあるはずだ。意見を寄せられた市民の方は
「市の『宅地開発事案指導要綱』に基づく事前協議では、市民側から考える時、地域住民や、周辺地権者や、道路、排水、生活環境、学校その他の公共施設の管理担当課と、当該開発によって環境が現在よりもよくなるような協議や、指導をすべきである。」
とあるが、担当者はこの指導要綱をご存じなかったのではないか…と指摘する。
基本的指導書も目にしていないとするならば‥‥単なる「確認できなかったでは」ではなく、行政の不作為」と言うべきでしょう。

 市長は、平たく言えば「県の担当案件だから、県に問題点を照会し県の回答を待って処理する」との答弁であるが、そんな悠長なことなどしていられない筋のものだ・・・と言うことを、この方は指摘していらっしゃる。市長はそれでも県の回答を待つというのか???

            今日はここまで    kawakami

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議会傍聴・無惨な答弁 [議会ウオッチング]

 8日袖ケ浦市議会冒頭の質問者は篠崎典之議員である。
篠崎議員は「市内の残土・ 再生土等の埋 立て等を規制する市独自条例の制定等について」一本に絞っての質問であったが、柱は林地区における膨大な埋め立て地2か所の問題と、蔵波区の不法埋め立て地に計画されているアパート群建築に係る質問であった。
 いずれも厳しい追及に対する答弁は無惨なものであった。

◆ 林区での再生土埋め立て問題

▼ 林陳場台(じんばだい)の瓦等埋め立て事業者は、ワコーエコテック株式会社という。
ここには50万㎥以上とも言われる瓦等事実上産廃とみられる物が再生土・再生採石などとして相当な高さで堆積されている。さらに拡大される計画もあるという。
▼ 林夫婦作(めおとざく)の残土埋め立て地で建屋を作り機械で作業している事業者は、日高金属という。
 いずれも残土埋め立て条例制定前からのもののため、排水、防壁、産業廃棄物と思われるものを勝手に埋め立て、埋め立て内容についての掌握も不明。県に依頼しても、回答がなかなか来ない状況。責任者を招致しても、全然相手にされないという現状であるとのはなしである。
 それに対し、市独自の残土条例設置の意志を聞くと、粕谷市長は県条例で再生土のことも扱っているので、現状では独自の条例設定の意志はないという。つまり放りっぱなしということだ。

◆ 蔵波中六ほかの山林や農地では、20年以上前より残土埋立てされた盛土を整地し、アパート14棟を建設する計画があり、すでにそのためと思われる工事が進んでいる現状となっていると聞く。その経過を聞くと、あきれた答弁であった。

 まず、この埋め立て地は、平成9年に水田から畑に農地転用申請があり、2mの盛り土を条件に許可したが、実際は10m以上の柔らかすぎる盛り土がしてあり、農業委員会などが繰り返し、是正勧告を出しても現在まで、改善されないままとなっている「農地法違反」の土地である(9/7の農業委員会総会で事務局が報告済み)こと、あわせて「県の残土条例にも違反している土地である」という二重違反の埋め立て地である疑いが濃厚であることが分かったという。
そこになぜ宅地開発工事許可を出したのか・・・と言う質問には、「二重違反の土地であることが確認できなかった」とのあきれた答弁である。このままでは、袖ケ浦市でも違法な盛り土の上に豪雨になれば流されるような危険なアパート14棟が建つことになる。

 熱海の事例を引くまでもなく、こんな危険な場所に許可を出したのは間違いなのだから即刻「一時中止命令」を出すべきだ。と篠崎議員は迫ったが、これも県の見解を待っているとの市長答弁には唖然とした。人の命にかかわることに、担当者の過ちがあったのであれば、それはそれとして県の見解を待つなんて問題ではないであろうに・・・

以上、長浦公民館で一人テレビに耳を付け、腹を立てながらの傍聴であった。市長に、かって議員当時袖ケ浦駅海側開発での鋭い舌鋒での質問の迫力はなく、決断を躊躇する弱弱しさだけが浮き上がって見えたのは私だけではないことをお知らせしておきたい。

 この問題については、湯浅議員、塚本議員、吉岡議員、山口議員も質問する。さらに追及の手を強めてほしいと願う。                            kawakami



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袖ケ浦市農業委員会定例会 [農業]

  9月7日、袖ケ浦市農業委員会9月定例会が開催された。定例会では農地に係る転用申請が月に数件提出されている。この転用について数年前、贈収賄事件があったことは記憶に新しいことであろう。
今回注目された重要案件が2点ある。

1,浜宿団地後背地にある残土埋め立て地に係る「農地法除外申請」である。平たく言えば① 田地であったものを、畑作地として作り変えるため残土埋め立ての許可を取った。
 ② 埋め立てが終わって畑作をする予定が、土質により畑作不能なので農地法対象から除外してほしい。・・・というあきれた内容の申請であった。

★ 数年前、この埋め立て地からの汚泥水が代宿方面との交差点を埋め尽くし、交通渋滞をもたらしている。今回は農地法除外により土地売買との魂胆は明白である。
   残土条例がないことを幸いに、その隙間を縫っての悪徳行為が絶えない。残土条例に反対した議員の顔が浮かんでくる。
  農業委員会は、「不許可」の裁断をくだした。当然と言えよう。

2,丘の上図書館の向かい側、東京カントリーの入り口前に広っぱがあり、そこから急斜面
を登りきると広大な広場がある。この土地はかって市内在住業者・古茶氏が残土による埋め立てを行ったもので、設計高より高く盛り土し、完了検査をしないまま放置されてきた土地である。
   ここに大東建託による大規模なアパート群建設を目指す取り組みが進行中とのことである。このことについて農業委員会は許可を与えていることなのか・・・という問題で、現在調査中である。調査の過程で今日に至った経過について、不審な点が多々あり、蔵波地区区長・蔵波台地区区長名での疑念解明の要請が提出されている。
  昨日の農業委員会としては、調査継続ということで、「継続審査」の措置をとったとのことである。

 以上2点。袖ケ浦市農業委員会の健全さを表した結果であると、地元からの報告である。

                          kawakami

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政権投げ出し・担当不能・交代を [国政]

 菅首相総裁立候補せず・政権投げ出し・・当然・・このこと受けて、政権にかかわりなく、今すぐしなければならないことの投稿がありました。投稿者のペンネームがいい「IKasama-ENMA-daio」
 以下ご覧ください。   kawakami

医師・看護師・病院を減らそうとしてコロナで大変な状況のなかで国会決議してしまった政権与党、与党というより夜盗と言いたいような政治屋です。日本をしっかりとした国にするには保健、教育の充実実施、そしてエネルギー大転換を実行する必要があります。
 このことでグリーンリカバリーが進み経済の仕組みが変化します。
コロナのような感染症は気候変動でこれから頻繁に発生するはずです、
 なぜならばシベリアの凍土融解、ジャングルの喪失でウイルス、細菌が拡散するはずですから
そのために保健は国の最優先課題であると考えます。

医療・介護・保健所.PNG




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