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袖ケ浦市議選を振り返って(連載)1     [議会ウオッチング]

◆ 結局史上最低の投票率になってしまった。
 ① 11日午後5時時点
 幸いにして台風は大きく進路を変え去っていったが「台風一過」の晴天にはならなかった。
コロナのどんよりした、うつな状況と同じように、人々は外へ出ることをためらったのであろうか、午後5時の広報は投票率20%台であることを伝え、改めて投票へ行くことを訴えていた。このままでは結果的に30%台になるのかと思われたが、結果的には46.73%であった。5時から8時までの間にどっと投票に行かれたのであろう。
 46.73%とは、今日の東京新聞でも指摘しているのだが、袖ケ浦市議会選挙上最低の記録となった。このことは台風とコロナの影響とばかりは言えないであろうと思わずにはいられない。

 袖ケ浦市議会選挙で、最高の投票率を記録しているのはいつであろうか。調べてみると昭和47年(1972年)に行われた町議会選挙である。この2年前に袖ケ浦市の合併が行われ、このことを受けての選挙であった。この時は、なんと91.52%を記録している。
 こういう政治に対する関心の高さを持った町民がいたのだという事実を思い返してみたい。

② 3人の功績
 今回の選挙では、当初、引退者が多く、新人が出たとしてもひょっとして無競争になるのではないかということが危惧されたものだ。16日、18日に行われた候補者説明会の動きを見ながら、無競争になるのであればもう1期続けようか・・・と迷った引退候補者がいたという。そういうことを考えれば、現議会の状況にいたたまれなくなり、立ち上がった元議員お二人と、移住してきて間もない新人の方が立候補してくれたことで、無競争選挙にならなかったことは良かったと思う。このブログで紹介したが、場合によっては「無競争選挙を阻止する市民の会」を立ち上げ、費用も含め全面的支援を条件に候補者募集をする企画さえ立てたものである。3人の方の勇気をたたえたい。
 3人の方の得票は 吉岡候補 293票  田中候補171票  中田候補 131票である。
選挙には失格条項があり、順位に関係なく今回の選挙では277票以下が失格条項にあたるという。当選した吉岡候補は74歳。最高齢の議員誕生。キャリア、見識充分。自分の信念を吐露し地元の信頼を勝ち取ったと思われる。失格状況を16票超えるものであった。しかし、当選は当選である。議会の活性化を目指し奮闘し、議員の見本を示してほしい。
③ 各投票場の得票率の一覧がある。ここには最高得票率の投票会場と、最低得票率の会場を書いておく
 最高投票率の会場  平川保育所の会場     63.52%
 最低投票率の会場  蔵波中学校武道館会場   35.44%

                          (明日に続く)

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