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第2期君津地域広域廃棄物処理事業 5 [ごみ処理施設]

● おかしいことその4
 圧迫感がないと言うもっともらしい理由をつけて59m煙突が計画されています。 現状の木更津市神港17-2にある かずさクリーンシステムの煙突を見て見ましょう
まるであるかないか分からないほど低い煙突です。では、この弊害がなかったかどうかを木更津市の
煤塵情報から見てみましょう(以下の写真はすべてクリックすると大きくなります)

11日ごみ.PNG

 環境省のそらまめ君 データ http://soramame.taiki.go.jp/DataList.php?MstCode=12206010
環境測定局と日鉄工場かずさクリーンシステムの位置関係は測定局から見て南東、袖ケ浦・市原工場地帯は北東
 どの風向の時に浮遊粉塵値に高い値がでるかで影響を判断できるとすると、2020.10.1に北東の風の際に浮遊粉塵0.042を記録、風速は0.6m/s、東南の風では顕著な有意性は数日データでは短期的に見られず、袖ケ浦・市原市の工場地帯からの風の際に大きな影響がありました、過去の調査で木更津市測定点では中央測定局が高い値があると認識しています。

 しかし富津火力の隣、富津市新富21-3 に建設されると市街地まで1.4kmしかなく、59m煙突からの煙は北西の風の際に青堀の住宅地に影響するものと思います。


11日ゴミ2.PNG

● おかしいことその5
 実におかしいと思うことがあります。7つの市と1つの町から持ち込まれるごみの種類は燃やせるごみ、粗大3品目、不燃残渣、し渣・脱水汚泥等を受け入れます。※粗大3品目とは畳、ベットマットレス、布団
 つまり、7つの市と1つの町から持ち込まれる不燃残差以外、金属類はほとんど含まないから、以下のように日本製鉄からの産業廃棄物が主な鉄分ということになります。

▲ 事業所のごみの受け入れについて
 単なる経費削減に向け、現事業でも受け入れている「事業所のごみ」の受け入れを検討します。
    (日本製鉄(株)東日本製鉄所君津地区から排出)
 ・ ごみの種類・・市民の皆様から排出されるごみと同質のごみ(梱包用木くず、紙くず、プラスチックオフィスゴミ等)
 ・ ごみの量・・約2520t/年(産業廃棄物 1800t/年 一般廃棄物 720t/年)

 つまり、この計画には日本製鉄君津工場の産業廃棄物処理に貢献する仕組みが隠れているということです。

11日ごみ3.PNG

▲ 災害時の対応
・ 災害に強い対策を施した強靭な施設とします。
・ 災害時は自動システムにより安全停止します
・ 幅広いゴミを処理できるシャフト炉で災害ごみの処理を迅速に進めます。

ごみ4.PNG

ゴミ5.PNG

市民からは日ごろは普通の燃えるゴミと布団やマットレス、畳のみ受け入れ、日本製鉄からは産業廃棄物と一般ごみを受け入れる、そして災害時には本来の力量を発揮して市役所を通じて被災ゴミが処理されるという訳です。

皆様、この計画の仕組みがご理解いただけたでしょうか? 結論を言いますと

1. ゴミ減容化と安定化でリサイクルできるスラグや金属になることは良いこと
2. でもこのシャフト炉という溶鉱炉でなくても減容化とスラグと金属にすることはできる
3. 沢山のゴミトラックで遠距離運搬は無駄であり、現状の焼却炉で不燃残差になったものだけ受け入れてスラグと金属に分離してもらうのが得策

と言うことです。これが奈良輪としての説明書を見ての意見です。

以上
参考URL
https://www.city.kisarazu.lg.jp/shisei/keikaku/keikau/1004396.html
https://www.city.kisarazu.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/004/396/setumeikaisiryou.pdf
• 事業説明動画(外部リンク)
• 事業説明会資料 (PDF 2.3MB)
• 意見の申出に対する回答について (PDF 839.3KB)
• 説明会における質疑回答 (PDF 499.1KB)
問合せ先木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市、鴨川市、南房総市及び鋸南町広域廃棄物処理事業協議会事務局木更津市環境部まち美化推進課廃棄物処理事業準備係TEL0438-36-1136

 (この寄稿を終了します。もう一度最初から読み直してみましょう。)











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