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東京電力・中部電力・JERAの皆さんへ [石炭火力発電所]

 東京湾を囲む形で、4基の石炭火力建設が計画されていました。そのうち千葉県の3基は断念させることができましたが、対岸の小泉進次郎環境相がいるという横須賀では、市民のうねりのような反対運動があっても、東京電力・中部電力・JERAの3社は、強硬姿勢を崩そうとしていません。今回はその企業3社の皆さんへの手紙文を紹介します。今日も含めて3日間の連載です。kawakami

東京電力、中部電力、JERA経営者の皆様  同社の事業所で働く皆様へ

                     石炭火力を考える東京湾の会 構成組織
                         袖ケ浦市民が望む政策研究会
                           2020.2.吉日記

世界市民の幸せに資する経営方針に転換を・・詩の投稿から

 拝啓 貴社いよいよご清栄のこととお慶び申し上げます。
 石炭火力を止めて欲しいという内容の2020年2度目のお手紙を差し上げます。 この度は当会に詩の投稿がありましたのでそれを紹介しつつ、今回は水力発電所の事業所にもお手紙を差し上げたいと思います。
 ご存知のとおり豪雨でダムの水位があがり、緊急放水されたことでの被害拡大の報道もあったことから、水力発電所も気候変動問題から無縁ではないと判断し手紙を出す範囲を拡大した次第です。
 ぜひ皆様で議論されて御社の石炭火力新設という経営方針の見直しをお願い致します。

この手紙で言いたいこと
1.詩から 命の大気と水は時をめぐる旅人
2.非常事態の意識のないまま進んで大丈夫でしょうか
3.水力発電所、ダムは気候変動の被害者であり、加害者になる可能性

1.投稿詩から 命の大気と水は時をめぐる旅人 

 ーーー雨が降っている。葉っぱや土を湿らせ川となり海に注ぎ再び雲となって流れていく
また雨となってどこかに降るのだろう

今朝、あなたが口にした水は昔マンモスが水浴びをしたツンドラの水だったかも知れない
もしかしたら広大な砂漠のなかに湧き出すオアシスの水だったかも知れない
もしかしたらこの水はあなたの孫の孫が生まれて最初の水になるかもしれない
水はゆっくりとした時間をかけ、確実に同じ水がめぐっているのだ
あの車が切り裂いたあの風も、そよそよと髪をなでる心地よい風も、猛々しく大木を
なぎ倒したあの風も水と一緒にめぐる旅人
形を変えつつめぐる旅人、青空でも大気に水がある、見えないけれどあるんだよ

それはあるとき魚になり、鳥になり、樹木に吸われ吐き出され、土に住む無数の微生物、
海のプランクトン、生き物の体を通って浄化されほんの少しの水が、地上の命を支える
けれどもその空気と水は今よごれてきている

人間という動物が便利さとお金を求めることで
いつの間にか海に漂ったまま、無くならないゴミ、おかしな天気、無意識にマスクする空気
行き場がなく埋められる有害ゴミ
いつの間にか買う水でないと飲めない水になってしまった
汚れた空気も水も同じように時間をかけ、私たちの体や孫の孫の体をもめぐっていくのだろう
だって海も山も川も大空もすべての生物も水と大気の通り道なのだから
大切なもの
一度失ったら戻せないもの
私たちはどう生きれば命の大気と水と一緒に旅ができるだろう ーーー

◆ この投稿詩を読むと、日々なんのために働いているのだろうかと思ってしまいますがいかがでしょうか?  (続く)



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