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パブコメへの挑戦 3 環境 [環境問題]

 昨日に続いて、提言の二つ目である。                      kawakami

 2、大気汚染調査についての提言
◆ 関連項目
  「快適で安全に生活できるまち」(1)「大気環境の保全」「主な取り組み」の項目

◆ 提言2 主な項目の中に「健康被害の状況調査と被害の実態、その原因の究明と対応施策」を加えること。
  ※ なお⑤の「大気環境監視システム及び監視網の見直し」にあたって、監視施設が減少することはないよう要望する。

★ 理由と根拠
 担当職員の方々の長年にわたるご努力で、京葉コンビナートのはずれとはいえ、大気汚染に関する調査地点での統計は、光化学オキシダントを除く調査項目では、すべて基準値内に収まっている。このことについては感謝したい。
 ここでの提言は、大気汚染とかかわって、新たに是非調査してほしいことの提起である。
 わたしたちは、石炭火力発電所建設計画反対の立場から、排出される噴煙の影響がどのような形で市民に及んでいるかを具体的にわかる手立てを考えた。ここに提示する資料は、会員の一人が教育委員会をお訪ねし直接資料としていただいたものである。この表をよく見ると異様なことに気が付く。
① 木更津市よりも罹患率が高いことは理解できるが市原市よりも高い理由が不明である。
② 蔵波小学校が一番高い・・低地より徐々に高地に行くにしたがって罹患率が高くなっているのはなぜか
③ 平岡小よりも中川小が高いのはなぜか
◎ 何といっても、これは公害そのものではないのか(クリックすると大きくなります)

袖ケ浦小学生喘息罹患率.PNG


 この罹患率の高い状況の原因はなにか・・コンビナートの排煙、あるいはNOX街道と呼ばれるコンビナートに沿って走っている臨海道路(国道16号線)の車の排ガス(二酸化窒素)が、北西の風(袖ケ浦の風向)によって運ばれて丘陵にかかる。この時空気の流れは、上方に流れるものと、逆流風となって地元に落ちてくるものに別れる。逆流風の中に排煙が持っている有毒ガスが多く持ち込まれてきているのではないか・・・というのが私個人の仮説である。

 昔、北海道苫小牧東部地区開発の時、海岸に建設された石炭火力発電所から出た排煙が、丘陵地帯にかかるあたりが「住宅建設不適地」とされていたことを思い出す。気候異変に伴うPM2.5などの健康被害が増えることも考え、大気汚染原因調査のみにとどまることなく、それによる健康被害の実態にも目を注ぎ、場合によっては二酸化窒素排煙規制も含めた、大胆な対応が求められることも考えたらいいと思う。
 付け加えて、今回の台風被害の分析の上で、被害状況の分布図はぜひ必要である。それは風の通り道と風速を明確にするためでもある。(明日に続く)
                       




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