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パブコメへの挑戦 2 環境 [環境問題]

 パブリックコメント第一弾。環境基本計画(案)への提言その1である。是非目を通し評価していただきたいし、可能であればご意見をいただきたい。     kawakami 

 第2次袖ケ浦市環境基本計画(案)に対するパブリックコメント

氏名  川  上    宏

上記案件に関するブリックコメントとして、3点の提言をお届けする。
1、環境基本計画全体構成・基本的視点の在り方についての提言
2、主要目標3「地球環境を思いやるまち」にかかわって、2つの事実に即した提言

1、環境基本計画全体構成の問題点と,決定的文言についての提言
 ◆ 関連項目と提言  
1、地球環境を思いやるまち(P38)(3)温室効果ガスの削減 ・現状と課題の後半文言中に 
「50年CO2排出ゼロ宣言」を入れること。(提言)
※ 第1章第2節の計画・・理由説明中関連

★ 理由と根拠
 15号台風で袖ケ浦市民は愕然とした。気候異変はついに袖ケ浦市まで襲いかかってきたことを実感したのである。そしてその原因は地球を取り巻く温室効果ガスの濃度にあることをはっきりと意識するようになった。石炭火力建設計画中止活動への批判、中傷は一件も聞かれず、むしろ激励の声が私たちの反対運動に多数届いた。世界中では高校生が立ち上がり、「私たちの未来を奪うな」とグレダ・トゥーンベリさんを先頭に150か国4500か所でアクションマーチが行われている。このままでは70年後のガス濃度が450ppmに達し、人類は滅亡することを訴える研究も進んでいる。
 
 このような状況が目前に展開されているというのに、わが袖ケ浦市の「環境基本計画案」の構成は、なんとのんびりした従来通りの形式を踏んだ、いわば毒にも薬にもならない、お上品な優等生の作品なのだろう・・と率直に思う。第1章第2節の計画の位置付け表を見ると、名誉の「化石賞」をもらった国の方針の枠組みがあり、その下に県の枠組があり、二重に絞られた最後に、ようやく袖ケ浦市が登場し、最後に8項目が見栄えなく並列している。ここからは、人類滅亡に向かう危機感も、それを断固阻止するという意欲も全く見えてこないのだ
 この基本計画であれば、30年までに26%削減も、まして50年までCO2排出ゼロにするなどできるはずがない。

 一方、世界には、いち早く2050年にはCO”排出ゼロ宣言をした国は70か国もある。もっと驚くことは、国内での環境基本計画の基本を「50年CO2ゼロ」に置く自治体が急速に増えてきていることである。
環境省は、恥ずかしげもなく2019年12月6日現在、「50年CO2排出ゼロ宣言」自治体数は9都府県11市4町3村の合計27団体、日本総人口の33.6%、4267万人に及んでいることを報告している。環境省がリードしたわけでもないのに、これだけの数の自治体が、国の方針に対し抵抗する姿勢を見せるように立ち上がっているのだ。
なぜわが愛する袖ケ浦市は、そういう意欲ある位置に立とうとしないのか。環境基本計画は、このことをこそ中心に構成されるべきではないのか。気候異変をまともに受けた、袖ケ浦市の現実から出発した環境基本計画であるべきと思う。それが一市民としての私の願いである。

今から全体の構成のやり直しなど無理であることはわかっている。しかし、「温室効果ガスの削減」項目・「現状と課題」の後半文言中にでも、この文言が入ることによって、袖ケ浦市の温室効果削減、気候変動阻止の意欲が、輝きをもって全市民への訴えになることは間違いないと思うがどうか。(続く)


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