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房日新聞に117本目の投稿 [その他]

 房日新聞に117本目の投稿をされた、鉄道研究家・山の井さんの投稿記事を、そっくり紹介します。考えさせられることがたくさんあります。是非ご覧ください。 kawakami


2019年12月14日
房日新聞読者コーナー掲載
今年15本目で通算117本目の投稿
昨日のJRダイヤ改正の発表は大きい変更がないようですので、これが2019年ラストの投稿で原文を公開します。



 先日、大網白里市議会に。
私が知る限り、千葉県内の地方議員ではじめての車いすの女性の議員さんが同市議会で誕生。その議員さんの初めての本会議質問を傍聴しました。
 選挙の投票所や期日前投票と啓発、福祉避難所、防災行政無線の受信機について、障害の有無に関わらず、率直かつ想いをしっかりした語り口で、執行部にたずねました。
この議員さんは、車いすは体の一部、障害者、健常者ともに社会参加ができるよう取り組むことが議員活動のメイン。私はそうあるべきと思います。

 先月、鴨川市内での安房地域特別支援教育振興大会にいきました。せっかくの障害のあるお子さんの学びの場を知る機会なんですが、何か障害者と健常者の境を大変意識しているように感じます。
もう少し多くの方に知っていただけるよう、間口をひろげる姿勢が必要に思います。

 先日、閉会した臨時国会。
委員会審議で重度の障害の議員さんが、新幹線の車いす利用実態の改善を質問。それに対して所管の大臣が、鉄道会社の対応はけしからんとした答弁がありました。
この大臣の答弁は極めて重みがあります。

 今月より千倉駅が泊まり勤務が廃止になり、安房地域では館山駅、安房鴨川駅以外は終日または夜間無人駅になりました。
一民間企業の合理化とはいえ、来年のパラリンピックを開催する国において、公共交通機関がいわゆる、交通弱者、移動が難しい方でも利用ができるよう、合理化による不便を強いることがない取り組みが、一番、求められています。

立場の違いを強調するのでなく、その違いを互いに理解をしていくことだと思います。
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