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◆ 教育現場の職階制のすさまじさ [教育]

昨年末までこのブログを担当されていた川上さんが久しぶりに投稿してくれました。
現在92歳、まだまだ健筆でこの社会の問題点を指摘されています。
                   2024/09/29     せき



「教員給与上乗せ支給3倍超」が、もたらすものは何か、その背景を考える

◆ 教育現場の職階制のすさまじさ
「教員給与上乗せ支給3倍超」という新聞記事があった。教員志望者激減の中でようやく雀の涙実現か…と思いつつ中身を読んで更にあきれてしまった。退職して30年経つが、教育現場のばかばかしい職階制が、これほどひどいものになってきていることに、心からの怒りがこみあげてくるのだ。

 約50年前に現場の猛反対にもかかわらず、学校職場に主任制度が持ち込まれた。それ以降いつの間にか、この記事では管理職手当月6000円から1万円増、主任手当の他に学級担任手当があり、さらに新たに若手のサポート役として「主管教諭」と「教諭」との間に新たなポストを創設し、処遇は教諭より月額約6000円高くする・・・という

 従来の「教職調整額」は現在の4%から13%増額するというが、肝心の部活動をどうするかについては一切触れていない。

学校職場は、いつの間にか隙間の無い職階制でがんじがらめにされ、上意下駄の体制が当然のようになってしまったらしい。そこでは、教員独自の教育課程、指導法は完全に排除され、教科書の赤本通り(指導法を書かれた教師用図書)の授業になってしまったもののようだ?教育現場は完全に戦前に戻った。いや戦前以上と言ってよい。

校長体験者であるということから、教育志望学生に対し激励の言葉をかけてきた。しかしこれからはやめようと思う。日本の教育お先真っ暗であるからだ。
                    かわかみ記(教育問題を考える 1)





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