館山市の事業仕分け(行政評価) その2 [行政改革]
館山市の事業仕分け(行政評価) その2
2024/08/25
館山市では事業仕分けを行っています。
面白そうなので館山市議の石井としひろ市議のブログより転載させていただきました。
袖ケ浦市でもこのような取り組みをしたら良いと思います。
せき
館山市の事業仕分け(行政評価)が本日(8月4日)行われました。
事業仕分けの午後は、会場のコミュニティセンターに行って、生で見てきました。同じ発言内容でも、会場の方が説得力を感じるものです。
③ ふるさと創世奨学資金貸付金
館山市独自の高校・大学などの奨学貸付金です。地元に戻ると3分の1の返済が免除されます。古くは竹下政権のバラマキである「ふるさと創生1億円」から始まりました。
当時の館山市は立派で、教育投資に使ったわけです。ただ、現在では国など他の奨学金の方が使い勝手が良いことから、利用者は右肩下がりです。もはや役目を終えたと言えます。
事業仕分けだと、担当課は事業の廃止には抵抗することが多いのですが、むしろ廃止を提案してきました。学童保育で待機児童がいたり、通学支援の充実など他に教育投資をしたいことがたくさんあるからです。予算の組み替え希望というわけでした。
④「学童保育」と「放課後子ども教室」の統合について
他の自治体では両事業とも、放課後の子どもの居場所として似通っているところもあり、統合でいい場合もあります。
しかし、館山市の場合は、学童保育は常在の「居場所」であり、子ども教室は月2回(それぞれ1時間程度)くらいの「地域体験学習」の場であり、目的も内容も明確に異なることから、統合はないという結論でした。そして、それぞれの事業は評価され、改善的拡充というのが事業仕分けの結論でもありました。ただ、人手不足という課題が残っています。
⑤ふるさと納税
これは廃止や縮小という話ではなく、いかに金額を増やすかというアイデアを出す場になりました。
担当職員たちからは、「PRの強化など、金額を増やせそうな余地は多いにある。ただ、人件費を含めた総経費が寄付金の50%までというのが国のルールなので、人も増やせず、人手不足で困っている」という話でした。
「ビジネスとして、目標と期限を決め、逆算して組織を作る。民間の協力もカギ」という意見がありましたが、その通りだと思います。寄付を増やせる見込みがあるなら、先に人を増やして、寄付金も増やせば、50%内に収まります。ここは民間の発想で、少し荒々しくやって欲しいところです。
今年の事業仕分けは1日で終わりです。無理のない範囲で続けて欲しいと思います。もちろん、カットする場合にはクレームもあり、その意見ももっともな面もあり、板挟みに苦しみますが。
2024/08/25
館山市では事業仕分けを行っています。
面白そうなので館山市議の石井としひろ市議のブログより転載させていただきました。
袖ケ浦市でもこのような取り組みをしたら良いと思います。
せき
館山市の事業仕分け(行政評価)が本日(8月4日)行われました。
事業仕分けの午後は、会場のコミュニティセンターに行って、生で見てきました。同じ発言内容でも、会場の方が説得力を感じるものです。
③ ふるさと創世奨学資金貸付金
館山市独自の高校・大学などの奨学貸付金です。地元に戻ると3分の1の返済が免除されます。古くは竹下政権のバラマキである「ふるさと創生1億円」から始まりました。
当時の館山市は立派で、教育投資に使ったわけです。ただ、現在では国など他の奨学金の方が使い勝手が良いことから、利用者は右肩下がりです。もはや役目を終えたと言えます。
事業仕分けだと、担当課は事業の廃止には抵抗することが多いのですが、むしろ廃止を提案してきました。学童保育で待機児童がいたり、通学支援の充実など他に教育投資をしたいことがたくさんあるからです。予算の組み替え希望というわけでした。
④「学童保育」と「放課後子ども教室」の統合について
他の自治体では両事業とも、放課後の子どもの居場所として似通っているところもあり、統合でいい場合もあります。
しかし、館山市の場合は、学童保育は常在の「居場所」であり、子ども教室は月2回(それぞれ1時間程度)くらいの「地域体験学習」の場であり、目的も内容も明確に異なることから、統合はないという結論でした。そして、それぞれの事業は評価され、改善的拡充というのが事業仕分けの結論でもありました。ただ、人手不足という課題が残っています。
⑤ふるさと納税
これは廃止や縮小という話ではなく、いかに金額を増やすかというアイデアを出す場になりました。
担当職員たちからは、「PRの強化など、金額を増やせそうな余地は多いにある。ただ、人件費を含めた総経費が寄付金の50%までというのが国のルールなので、人も増やせず、人手不足で困っている」という話でした。
「ビジネスとして、目標と期限を決め、逆算して組織を作る。民間の協力もカギ」という意見がありましたが、その通りだと思います。寄付を増やせる見込みがあるなら、先に人を増やして、寄付金も増やせば、50%内に収まります。ここは民間の発想で、少し荒々しくやって欲しいところです。
今年の事業仕分けは1日で終わりです。無理のない範囲で続けて欲しいと思います。もちろん、カットする場合にはクレームもあり、その意見ももっともな面もあり、板挟みに苦しみますが。
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