近い将来起こる3つの大災害 [天災・自然災害]
近い将来起こる3つの大災害
2024/08/09
昨日九州で大きな地震が起きました。それを受けて「南海トラフ巨大地震情報」が出されました。南海トラフ地震は九州から伊豆半島まで広い範囲に及びそのどこかで巨大地震が起こる可能性が高まった、と言うことです。
ここ袖ケ浦でもこのほかに近い将来起こる3っつの大災害があるので記します。
近い将来必ず起こる激甚災害について、京都大名誉教授地球科学者の鎌田浩毅さんの話されたことを紹介します。
関 巖
今、日本列島が「大変動の時代」に突入し、東日本大震災や能登半島地震など地震活動が活発な時期に入ってきました。
①一つ目は首都直下型大地震で、分かっただけでも地下に19カ所の震源域があり、活断 層が動けば大地震につながりまさに「いつ起きてもおかしくない」状況にあります。1 923年の関東大震災では10万人の人が亡くなっています。あれから100年たって地下に は地震を起こすエネルギーがたっぷりと溜まっています。
②二つ目は東海(静岡沖)東南海(名古屋沖)南海(四国沖)の三つの場所で連動して起 こる巨大地震「南海トラフ巨大地震」です。これも2035年の前後5年間で必ず起きると 言われている激甚災害です。これが起これば最大震度7(最高の震度)の揺れが東は静 岡から西は宮崎まで襲い、最大34mの大津波が起こり、日本の半数以上の6800万人が 被災し死者も32万人を越え、産業の集中している太平洋ベルト地帯が壊滅的な被害を 受け被害総額は東日本大震災の10倍以上220兆円と日本の国家予算の2倍に達します。
③三つ目は富士山の噴火です。実は1709年マグニチュード9の巨大地震が南海トラフで起 こった49日後に過去最大規模と呼ばれる宝永噴火が起こり江戸まで甚大な被害が出て います。あれから300年経って富士山の下にはマグマがパンパン状態になっています。 直接の溶岩流や火砕流などは静岡、山梨、神奈川などですが、細かな火山灰は関東一円 にまで飛んできて電線がショートし大停電、コンピュータも細かな火山灰で通信が途絶 えたり通信は壊滅的になります。鉄道、道路、飛行機の交通がマヒします。水道も火山 灰のため水処理能力が追いつかなくなれば断水となります。その他のライフラインも壊 滅します。肺疾患も多数となりなります。
雪と違って灰は融けることなくその処分には大変な労力が必要です。
この3っつは遠くない将来必ず起こる大災害です。
これに備えるには行政が行う「防災」事業と人々が行う「減災」です。
しかし、私も含め多くの人は何とか成るだろうと楽観のバイアスがかかっています。
袖ケ浦市ではこの三つの大災害にどのように対処する計画があるのか知りたいものです。
このブログや政策研に対するご意見、要望などは下記メールアドレスに住所、氏名を記入の上お送り下さい。
sodeseisakuken@yahoo.co.jp
2024/08/09
昨日九州で大きな地震が起きました。それを受けて「南海トラフ巨大地震情報」が出されました。南海トラフ地震は九州から伊豆半島まで広い範囲に及びそのどこかで巨大地震が起こる可能性が高まった、と言うことです。
ここ袖ケ浦でもこのほかに近い将来起こる3っつの大災害があるので記します。
近い将来必ず起こる激甚災害について、京都大名誉教授地球科学者の鎌田浩毅さんの話されたことを紹介します。
関 巖
今、日本列島が「大変動の時代」に突入し、東日本大震災や能登半島地震など地震活動が活発な時期に入ってきました。
①一つ目は首都直下型大地震で、分かっただけでも地下に19カ所の震源域があり、活断 層が動けば大地震につながりまさに「いつ起きてもおかしくない」状況にあります。1 923年の関東大震災では10万人の人が亡くなっています。あれから100年たって地下に は地震を起こすエネルギーがたっぷりと溜まっています。
②二つ目は東海(静岡沖)東南海(名古屋沖)南海(四国沖)の三つの場所で連動して起 こる巨大地震「南海トラフ巨大地震」です。これも2035年の前後5年間で必ず起きると 言われている激甚災害です。これが起これば最大震度7(最高の震度)の揺れが東は静 岡から西は宮崎まで襲い、最大34mの大津波が起こり、日本の半数以上の6800万人が 被災し死者も32万人を越え、産業の集中している太平洋ベルト地帯が壊滅的な被害を 受け被害総額は東日本大震災の10倍以上220兆円と日本の国家予算の2倍に達します。
③三つ目は富士山の噴火です。実は1709年マグニチュード9の巨大地震が南海トラフで起 こった49日後に過去最大規模と呼ばれる宝永噴火が起こり江戸まで甚大な被害が出て います。あれから300年経って富士山の下にはマグマがパンパン状態になっています。 直接の溶岩流や火砕流などは静岡、山梨、神奈川などですが、細かな火山灰は関東一円 にまで飛んできて電線がショートし大停電、コンピュータも細かな火山灰で通信が途絶 えたり通信は壊滅的になります。鉄道、道路、飛行機の交通がマヒします。水道も火山 灰のため水処理能力が追いつかなくなれば断水となります。その他のライフラインも壊 滅します。肺疾患も多数となりなります。
雪と違って灰は融けることなくその処分には大変な労力が必要です。
この3っつは遠くない将来必ず起こる大災害です。
これに備えるには行政が行う「防災」事業と人々が行う「減災」です。
しかし、私も含め多くの人は何とか成るだろうと楽観のバイアスがかかっています。
袖ケ浦市ではこの三つの大災害にどのように対処する計画があるのか知りたいものです。
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sodeseisakuken@yahoo.co.jp
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