SSブログ

「袖ケ浦天然ガス火力建設計画」の現状 1 [火力発電所]

 今年の夏は節電が叫ばれています。どうしてこのような状況になったのでしょう。そして私たちの街に建設予定であった「石炭火力発電所計画」は断念され、あらたに東京ガスと九州電力で「袖ケ浦天然ガス火力発電所建設計画」が発表されたのですが、6月14日、突然九州電力が撤退するということが発表されました。東京ガスは「目下検討中」と続いていますが、これらの状況はどうして生まれたのか。今回は連載でそのことを明らかにしていきたいと思います。

◆  その1 東電などの大手電力会社は新電力への考えについて

① 東電 関西電 中部電 東北電 九州電 中国電 四国電 北海道電 北陸電 沖縄電     
 これが大手10社です
  新電力というのは2016年4月以降、電力小売り全面自由化になったことから設立された電力会社 
 で、現在700社以上あると言われています
  新電力は電気の卸市場から10円程度で購入、28円ぐらいで市民に売ってもうけます。大金がか 
 かる発電設備なしで儲かるのですから雨後の筍のようです。

② 考え方
  大手電力会社は、自由化の際に新電力なんかこわくないと言っていました。 理由は発電所を持た 
 ない会社が新電力会社を作っても他の発電会社や電力広域的運営推進機関(電気卸市場)から電気を  
 買って売るだけだから、我々の販売電力量は減らないからがその理由です。

 ところが思いの他、新電力に移る市民が多く、省エネや太陽光発電設備普及で電力売上が減少し経営悪化が進みました。

 しかも大手電力でない発電会社と相対契約で電気を仕入れる新電力、自前発電所をもつ東京ガスのような新電力も出てきて大手電力会社の経営はさらに悪化
 経営悪化と電気卸市場の仕組みが電力の逼迫の原因は次回に書きたい
                              (明日に続く)

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。