SSブログ

ロシアの侵略と沖縄 [平和]


ロシアの侵略と沖縄                    関  巖

 5月15日の沖縄復帰の日の新聞に載った前法政大学学長田中優子氏の投稿記事を読んでハッとさせられた。氏はロシアのウクライナ侵略の根底にある物と沖縄の現状に同じものがあり、沖縄の現状を座視してロシアを批判できるのか自分自身に問うていた。

 これを私なりに解釈すると、ロシア政府は今なおウクライナに侵略して人を殺し、建物を破壊し、略奪して国土を蹂躙している。ロシア政府のこの行為を支持する、あるいは黙認する多くのロシア国民がいる。このような国民が多数いる間はウクライナ侵略はなかなか止まない。
 一方沖縄は日本にある米軍基地の7割が沖縄に駐留し米軍軍人による殺人、強姦、事件、事故が多発し、広大な基地は沖縄県民を苦しめ沖縄発展の妨げになっている。県民の総意が反対している辺野古基地建設も日本政府は県民の総意を無視して強行している。この日本政府を支持し、黙認する国民が多数いる。このような国民が多数いる間は沖縄の苦しみを取り除き平和の願いを実現することはなかなかできない。

 このように考えると田中氏のように同じ構図の上に我々もいる。ロシア政府を非難するならば、同様に沖縄の問題を我々自身の問題としてとらえ日本政府を非難し、辺野古強行を初め沖縄基地問題などに反対の姿勢を示さなければならないと思う。

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。