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反対討論から市政の問題点を考える 4 [議会ウオッチング]

  篠崎議員の反対討論は17号、18号と続きます。17号は後期高齢者医療特別会計問題。18号は介護保険特別会計問題です。このうち特に、18号については「これは酷い」と思われるでしょう。問題は国の政策ですが、それをそのまま国に言われる通り実行する。自治体としての独自性ゼロ。国の代行機関に過ぎない自治体であれば、必要ない機関と言えましょう。特に18号について取り上げます。

 介護医療問題です。ここでは入院食費が値上がりするという内容です。年金収入80万以上の施設入所者には、従来は補足給3段階に位置付けられ、従来は2万円に抑えられていました。それが令和3年から、さらに細分化し、①は80万~120万の人は従来通り。② 非課税・年金収入120万円以上の人は
食費が従来の月2万円から一気に4万2000円に上がったのです。
 年収120万円ということは、月10万円ということです。施設入居費総額は食費・居住費・利用料・介護保険料6万円+理美容・洗濯・娯楽教養2万円+食費42000円=10万2000円になり、10万円の枠を突破します。
 
 こうして、見ていくと、「骨の髄まで搾り取る」という悪徳代官の、あるいは奴隷制度の匂いが湧き出てくるようです。憲法25条は「生存権・国の社会的使命」を謳っています。「すべての国民は、健康的で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と書いてあります。
 政治に関与するものは、憲法をもう一度読み直してほしいものだと思います。

◆ 反対討論の内容から、市政の問題点を浮き彫りさせていただきました。篠崎議員に感謝申し上げます。
(この稿終了)
                                 Kawakami



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