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哀悼 合掌 [その他]

 「佐々木悠二お別れの会」が昨日23日「十全社メモリアルホール君津」で行われた。
 佐々木先生は高校教師で、君津農林高校を皮切りに、木更津東高校等、最後は袖ケ浦高校と勤務され、退職後は、小櫃川の水源地にある産廃施設・新井総合の汚水漏洩問題と闘い続け、その理論的支柱となられた方である。
「ふるさとの水を守る会」代表代理をはじめ「小櫃川の水を守る会」「平和・人権・教育・文化を考える会」「西かずさ9条の会」等の市民団体の幹部として病気と闘いながら活躍されてきた。
 去る10月9日、家族に見守られながら亡くなられ、昨日「お別れの会」が行われたのである。
会場は満席で、各市民団体の仲間たち、教え子たちと、先生のお人柄や、学問上の問題では、「房総半島の地層を分析し、水源地・産廃施設の汚水漏洩は、このままでは、久留里銘水汚染につながること」を明らかにされたこと等について、次々と感謝を込めて話されていた。
 
 「小櫃川を守る会」最新発行の「おびつ川通信」77号が手元にある。この中に先生の面目躍如たる一文がある。今日、明日と連載で紹介する。              Kawakami

熱海・伊豆山の惨事は、千葉で君津で必ず起きる!
                      小櫃川の水を守る会 代表代理 佐々木 悠二

 家の近くで残土・産廃が埋められた! 今年3月16日、抗癌剤点滴で中央病院から退院して来た私に、数人か ら同じ事件の話があいついであった。中身を整理するとこうなる。
「良くわかんない奴が、田圃に産廃や残土を埋めている」
「見たこともな いようなでかいユンボで、田圃の下を10 m 以上も掘ってそこに埋めてる」
「やってるのは素人らしく、ユンボが大きすぎて電線や電話線を切ってし まった」
「ここで何してんだ、って問い詰めたら、田圃の持ち主に頼まれ て運んでやっているだけだ、って」

 これは又聞きだが、残土を運ぶダンプも素人らしく、積み荷をうまく下ろせないで、ダンプ自体が深い穴に落ちたこともあったようだ。 現場を見て、すぐに市役所に電話した! 現場は私が借りて耕作している畑のすぐ近くだ。
 退院の翌日、自分の畑 まで行って見たみた。なるほど、見たこともない大きな黄色いユンボが深い大きな穴を掘り、何かを埋めて、土をかぶせているようだ。穴の周りには掘り出した土の大きな山が見える。 そして普段は車の通りなどめったにない所なのに、何と15分おきに、 明らかに残土らしきものを積んだ大小のダンプや、小型のトラックまで来る。
すぐに現場に出かけて
「何をしてるんだ!違法行為だすぐに止めろ!」
と、怒鳴り込もうとしたが、3ヶ月前の事を思い出してかろうじて自制し た。
(12月21日、抗癌剤で免疫力が最低になって退院したその日に畑 に出たり、次の日には人と会ったりしたら、その翌日に39度9分の熱で 病院に担ぎ込まれ、8kg も痩せて大晦日まで退院できなかった)   
家に帰ってすぐに君津市の環境保全課に電話した。コロナで市役所に行くのも危いからだ。
「道路脇の田圃に、へんな連中が産廃と残土を埋めている。すぐに現場に 行って止めさせて下さい」すると
「毎日現場に行って、止めるように言 っているんですが、言うこと聞かないんです」
 私の電話に返ってきた責任者の第一声がこの言葉だ。それまで一応冷静 に「お願いする」つもりで話していた私がプツンと切れた。
私「明らかに違法行為なのに、市の担当者が連日現場に行っても止めな いなら 警察を連れて行きなさいよ。何してるんですか!」
保全課「環境部には県警からの出向者も来ています。色々相談しながら やっています」
私「何をのんきなこと言ってるんですか!もう殆ど埋め立てられてます よ、終わっちゃうんですよ!」
保全課「色々な手続きがあるんです。なかなかすぐには・・・」
私「まさか埋め終わってから市民の税金で掘り返したりしないでしょう ね?」
保全課「………」    (明日に続く)


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