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「陳情書」の扱いに驚き [議会ウオッチング]

 今日の東京新聞の投書欄に次の趣旨の投書が掲載されていた。
「遺骨眠る土を使うな」辺野古での米軍基地建設に沖縄本島南部の土砂が埋め立てに使われるという。かって沖縄は「本土決戦」のため「捨て石」にされ、県民の4人に一人が非人道的で無謀な作戦の犠牲になった事実を忘れ、まだ遺骨の混じった土を基地建設のため埋め立てに使うなど常識では到底考えられないことを平然と行おうとしていることに抗議の投書である。

 さて袖ケ浦市議会本会議にこのこととかかわりある陳情が提出されている。
陳情の件名「戦没者の遺骨が眠る土砂を辺野古新基地建設の埋め立てに使用しないことを求める意見書採択の陳情」である。陳情者は「平和を願い戦争に反対する千葉県戦没者遺族の会」代表の上田美毎さんになっている。

 陳情は一般的に議案として取り上げられ、陳情者から陳情の趣旨説明と議員からの質問、
市執行部からの見解表明があり採決する・・・という手続きを取る。それがどこで決定されたのか(議長か、議会運営委員会か、議会事務局か?)そのすべてが省略されて、単なる「参考配布」として処理された。その理由説明があったのかどうかは不明である。
 私たち戦争体験者にとっては、考えられないことだ。どうもこのところ議会には、特定の意図が働いているような事案が起きているように思えてならない。
 自浄力の薄れている議会の姿は、二元代表制の崩壊の兆しであることを指摘しておきたい。
                        Kawakami

(陳情書ですが、印刷が不明のため読みにくいかもしれません。クリックすると大きくなります)

遺骨の土地辺野古埋め立てへ.PNG


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