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陳情書審議                      関  巖 [議会ウオッチング]

 陳情書審議                      関  巖

 袖ケ浦市議会6月議会に「ふるさとの水を守る会」から陳情書が提出されております。
陳情の内容は陳情書に詳しく書かれておりますが、簡単に言えば私たちの水道水源である小櫃川の上流部に東洋一を誇る産業廃棄物処分場が作られ、放射性物質を含む様々な有害物質が捨てられています。   
 この処分場では9年前に有害物質を含む汚染水が漏洩し、千葉県から搬入停止の措置がとられています。しかし未だにその根本原因がわからず汚染水の漏洩が続いています。
 そのため、陳情の趣旨は「この漏洩の根本原因を究明するよう、千葉県が業者に厳しく指導してほしい」という意見書を袖ケ浦議会より県知事に出して欲しいという趣旨です。
 小櫃川の水は君津4市のみならず、市原市および千葉市まで届いております。そのため同様の内容の請願書を君津3市、市原市および千葉県の議会に提出いたしました。
 なお、ふるさとの水を守る会とは地元久留里、小櫃の住民を中心としてふるさとのきれいな水を守ろうと結成された住民組織です。

 18日(金)袖ケ浦市議会建設経済常任委員会で陳情書が審議され、趣旨採択となりました。趣旨採択というのは陳情書の願意には理解を示すが陳情書の要請には応じない、すなわち意見書は出さない、というものです。

 委員会は午前中新井の処分場を1時間ほど見学してきました。
委員から処分場所長の荻野氏にいくつか質問をしましたが係争中なので答えられない、とのことでした。

 委員会での趣旨説明に「ふるさとの水を守る会」代表の金森さんと私が出席し、金森さんの詳しい資料に基づいた心からの訴えに委員もかなりうなずいていましたが、すでに趣旨採択のシナリオができていた模様で委員長を除く6名の委員の5名が趣旨採択賛成でした。
残る1名は吉岡議員でこの方は陳情書の採択を約束してくれていた方です。

 私から市会議員の各会派長には前もって手紙を出し賛成してくれるようにお願いしてありました。

委員会での採決は趣旨採択ということで意見書は出さない、となったのはとても残念でした。

 君津市議会では委員会で袖ケ浦市と同じように趣旨採択だったのですが、
18日の本会議で県への意見書を採択し県知事宛に発送したとのことでした。
袖ケ浦議会でも23日の本会議で君津市議会のように県への意見書提出を決議して欲しいと強く願っています。


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