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台風災害に樹木の整備を [天災・自然災害]

      台風災害に樹木の整備を           

 袖ケ浦市長浦駅前交番横の狭い道路を降りたところに、小高い里山がある。5月12日、この狭い道に重機がやってきた。この里山をよく見ると樹齢300年は超えるであろうと思われる椎の木が、道路に面して縦横に枝をはり存分に緑を滴らせている。その周りには奥深く狭い樹間で名も知れぬ大樹が、ぎっしりと里山を埋め尽くしているようだ。
ここで何をしようとしているのだろう。
 地主の進藤さんにそのことを聞く。話の概要をメモすると・・・

 2019年9月9日に来襲した台風15号は、袖ケ浦市に甚大な被害を及ぼした。2000件の断水、停電
3128軒の住宅が全壊、半壊、一部損壊の被害を被っている。その上、市内道路47路線で倒木が随所にみられた。この日の風速、木更津で49.0mであったという。

 この気候変動による台風襲来は、このような「自然災害に強いまちづくり」の必要性を求められ、その政策が具現化しつつある。しかしこのことは、歴史ある樹木を大切にするだけでなく、倒木という今までにない災害にどう対応するかという問題を抱えることになった。やはり樹木も、植えればよいというものではなく、倒木に耐える手入れが当然必要になってくる。
 その試行として、今年の台風に備え、この里山を整備しておくことにしたのだ・・・という。

 わかるけれど、経費も相当な額になるであろうと思ってしまう。(もちろん自費)これで行政も、公立の公園や施設、それに並木道の樹木の整理となったら大変なことであろうと推察する。おまけに、県が指定する急坂危険区域も袖ケ浦は結構多い。樹木だけではなく廃屋の問題もある。どうするのであろう・・財政は緊迫の状況???
 このまま書いていくと、行政批判につながりそうだからこのあたりまででパソコンを閉じるとしよう。行政の健闘を期待したい。

 それにしても、今回の伐採作業にかかわっている業者の状況を聞いてびっくりした。
請負業者(市原市)の社長は85歳。社長自らチェンソウ使い、現場を指揮している。
 地上10mの枝切りをゴンドラに乗ってしている作業員は74歳。
 クレーン車(24t)を自在に運転している作業員は、この方も74歳。
 下働き3人いずれも75歳以上。
いずれも大変なパワーの持ち主で熟練の作業員たちであった。
幸い好天に恵まれて、一週間の予定が5日間で終了した。

 ふと気づいたことは、「こんな困難な作業をする若い人は今後出てくるのだろうか・・」ということであった。

 「市民の中で、立木伐採についてもしお考えの方がいらしたら、私の経験が何らかのお役に立つかもしれません。遠慮なく私宛ご連絡ください。」
との進藤さんの言葉を最後にお伝えしておきたい。 
電話番号 090-5315-3245

里山整備.PNG
( 里山整備)

樹木伐採.PNG
   (伐採風景)



                                



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