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「東海第2原発」再稼働認めず・水戸地裁 [原発災害]

 日本原子力発電(原電)が再稼働を目指す東海第二原発(茨城県東海村)を巡る再稼働差し止め訴訟で18日水戸地裁は「運転を認めない」判決を言い渡しました。前田英子裁判長は、半径30㎞圏に94万人が暮らすことを踏まえ「実効性ある避難計画や防災体制が整えられているというにはほど遠い状態で、神格権侵害の躯体的危険がある」とその理由を説明した・・・と東京新聞は報じている。

 私たちは、このことについて2019年8月7日付で、下記のようなブログを掲載している。

 「2018年9月14日から3日連載で、東海原発再稼働反対の記事を書きました。東海原発は使用制限40年を超えた原発を、さらに20年延長して使うというものです。福島原発爆発の時にも、もう少しで大災害になったであろうという、全く危険極まりない原発です。
 おまけに、福島原発の始末がますます困難を極めているというのに、東電は1900億円をこの東海原発再稼働整備費用として支出するというのですから驚きです。
 目下、茨城県下自治体の猛反発に会い、中座しているのですが、反対運動は止むことなく継続しています。

 私たちは、反対の陳情を出しましたが、議会は陳情に賛成の議員は、3名という状況でした。当日の議員諸侯の発言は、弁解じみた色合いの強い、自立性のないものが殆どでありました。情けないことです。」

 この種の議会請願になると、「周辺自治体の考えはどうか」などという、自分の考えよりも、まわりの流れで判断する傾向が、わが市議会議員にはよく見られる。なぜ自分の考えを明確にしようとしないのか?「本当は推進・・と言いたいけれど、災害状況を見ると、そこまでは言えないし、とにかくこの種の問題は、お上の言うとおりにしているのが一番・・下手に触れないほうがい」という思惑が透けて見えるのが残念。
 
 今回は地裁段階の判決ですが、控訴することは目に見えている。最近のニュースでは、伊方原発について広島高裁は一旦差し止めたものの、異議審で容認するという判決を出した。私達には考えられないことだ。前田英子裁判長の勇気ある、まっとうな判決に拍手を贈るとともに、今後の動向に注目していきたいと考える。
                                kawakami

 
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