SSブログ

スガ総理のズカズカ行為 [国政]

 「スガ首相のズカズカ行為」という見出しでの新聞記事があった。東京新聞18日版である。同志社大学の浜矩子氏の論説だ。「日本学術会議」が新会員105名を推薦したところ、菅首相はそのうち6名を任命しなかった。このことについての理路整然とした論説である。
 この問題には3つの不可解な点があるという。
1、首相の任命権に関する解釈の問題
2、任命権者でも推薦人でもない人物の候補者名簿への関与
3、唐突な問題すり替え 
 その一つ一つについて明解な解説を付けている。隙間のない論理の展開である。
この問題指摘に対し、反論した文章は見当たらない。

 私は、戦前、それも戦争直前の昭和10年代初期のころになんと似ているのであろうと思う。麻生副首相が「ワイマール憲法を崩していった方法をまねしたい」という趣旨の発言が報じられていたが、その言葉通りに、憲法で保障された「人類普遍の原理」を一つずつ、一つずつ崩す営みを、現政権は着実に進めている現実なのだ・・と思う。

 私には、義務制の教育においても、教育技術、研修、研究の自由は認められるべきであると主張し、裁判原告として10年間戦った経験がある。フィンランドの教育が世界の最高水準であるのは、ひとりひとりの教師の教授方法の自由が保障されているからであると思っている。ましてや大学における学問研究の自由が、時の政治権力によってゆがめられていくことなど到底許さるべきことではない。

 日本という国の、今育ちつつある子どもたち、孫たちの未来のことを思うとき、テレビ画面をにぎわしている、御用学者や評論家なるものも、日本の未来に対する犯罪者であり、現政権同様に犯罪者であることを指摘しておきたい。                   kawakami


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。