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ノリ養殖家の記録 1 [漁業]

 横須賀のノリ養殖家の記録が届いた。木更津・君津のノリ養殖は悲惨な状況にある中、対岸の横須賀では、このように奮闘されている方がいらっしゃる。その現状と因って来る原因を追究したスバラシイ記録である。誰がこの記録を書いたのか・・・2年前の若者来訪から話は始まる。その日のブログを再掲載する。是非この連載を読んでほしい。     kawakami

 2018年11月12日、3人の若者が訪ねてきた。目的は石炭火力建設予定地の現地を自分たちの目で確かめることと、私たちに会って、なぜ「石炭火力建設反対運動に立ち上がったのか」その話を聞き、それを動画に制作し、活動の一部として発信したい・・ということであった。

 彼らはNGO(非政府組織)法人で、平和・人権問題などで国際的な活動を行っている非営利の民間協力組織の「FoE Japan」 に属する若者たちである。
 FoE Japan とは、世界75カ国に200万人のサポーターを有する環境団体のネットワークで、その中の日本の組織というわけである。日本での環境破壊問題で彼らが取り組んでいる問題を列挙してみると
★ 気候変動  ★ 原発  ★ 石炭火力・・輸出問題も含む  ★ 東南アジアの森林破壊
★ 沖縄・辺野古基地問題  等々・・環境破壊に関係するあらゆることと言ってよい。

 3人とも大学を卒業している。中の一人はFoE Japan本部のある、オランダの大学院で学び、研究成果を実践に結び付けるべく、この活動に飛びこんだ。キラキラ目が輝いている女性は、大学を卒業し、民間で2年間働きながら奨学金を返済し、それが終わったので念願のこの運動にはいったという。また本格的なカメラを担いできた若者は、口数は少ないが、その道一筋の表情に溢れていた。

 こういう若者たちが実在することが嬉しかった。以前、高遠菜穂子さんを9条の会でお呼びしたことがある。イラクで拉致され、毅然と対応し釈放を勝ち取った事件だが、その後このことに対して「自己責任」なる意図的攻撃がなされたことに、腹を立てたことを思い出す。日本の若者が動乱の地に飛び込み、貧しい子供たちを救うために献身していることに、熱い拍手を贈るのが当たり前であろうに・・・

10数年前の話である。

 本当は、私の方から話を聞きたかった。しかしこの日は次の日程があり、2時には、次の取材地、蘇我に飛んで行った。彼らの今後の奮闘を心から期待する。


FoE という奇妙な文字の羅列の意味を知らなかった。改めて書いておこう
Friends of the Earth の頭文字であった。

◎ 明日から始まる記録は、この中のお一人 高橋英恵さんの記録なのです。(続く)

FoE   Japan   2.PNG



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