SSブログ

マクロン大統領からの返信と火力発電 [火力発電所]

 以下の文章は、私の「方法書意見書」です。目を通していただければ幸いです。
                              かわかみひろし

 「地球Bはない。だからプランBもないのだ」
 この言葉は、パリ協定実現の先頭に立つフランス共和国・マクロン大統領が、アメリカ合衆国・トランプ大統領にあてた、叱責・抗議ともいうべきメッセージである。
 マクロン大統領が「地球Bはない」といった文言の本意は、別な言葉で言うと、温室効果ガスの濃度が、このまま進むと、地球に住む全人類の生存にかかわることなのだ・・「だから、人類の生存をかけて取り組むべきプランはこれしかないのだ」ということを意味している。

 私は、マクロン大統領あての激励と、「我が国の政権担当者は、まだその重要性を認識していない。同じように厳しく、友情も込めてメッセージを贈っていただけないものか・・・」
という趣旨のお手紙を差し上げた。
 なんと2か月後、フランス共和国大統領府事務総長・フランソワーグザヴィエ ロッシュ氏から、大統領の委託を受けての返信が届いた。
 「あなたからのお手紙は、意見交換や対話のアプローチであり、私にとって、おおいに注目すべきことであると考えます。私がそのように受け取ったことをご確信ください。    
そして、どうぞ、私の最高の気持ちを受け入れてください。 敬具」
とあった。
 私はフランスという国の、民主主義の深さをこの返信で学んだものだ。

 ここでは特に、東京ガス経営陣にお聞きしたい。今回の計画立案内容を見ると、マクロン大統領のような見識に立たれたものとは私には到底思えなかった。今地球がどのような状況になっているのか、お考えになったことはあるのか?「国の計画に従っての目標達成は可能である」と言った回答を、質問に対しされていたが、そんな段階ではないということを、お考えになったことはないのか?

 産業革命以降大気中の温室効果ガス濃度は増加を続けており、2007年の世界平均濃度は前年より1.9ppm増加して383.1ppm。産業革命以前(280ppm)と比べて37%増加している。
 それが2020年段階で400ppmを超え、417ppmに達している。そのことを証明するかのように世界的な気候変動(気候危機)が起き、私たちのまち袖ケ浦市でも、初めてと言ってよいほどの強風が吹き荒れた。昨年の15号台風である。これが450ppmに達すると、人類の生存不可能とのことである。つまり化石燃料は燃やしてはいけないものなのだ。

 燃やし続けることは、人類滅亡に手を貸す犯罪に等しい・・とは考えないのか?

 私の質問はこの1点だけである。

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。