地域福祉計画のパブコメ 5 [福祉計画]
パブコメの最終版は、鉄道研究家であり福祉問題にも造詣の深い、南房総市の山ノ井さんのパブコメを紹介する。今回のパブコメ参加は山の井さんからの呼びかけによる。いい勉強をさせていただいたことを感謝する。 kawakami
袖ケ浦市地域福祉計画に対する意見
南房総市 山ノ井一教
1、 地域福祉計画は、福祉3分野の行政計画の上位の総合的なプラン。同時に社会福祉協議会が策定する地域福祉活動計画と連動するかたちがとられます。これは社会福祉法に基づいたかたちでもあります。
市の計画案で市社会福祉協議会と地区社会福祉協議会の項目がありますが、これは地域福祉活動計画に盛り込まれるのが筋だと思います。
2、また、市の計画案の資料編にある地区懇談会のまとめがあります。大事な意見が掲載されていますが、実は社会福祉協議会の地域福祉活動計画の案の資料編にも、全く同じ物があります。
南房総市では市の計画と活動計画を一つにして策定をしましたが、袖ヶ浦市においてはそういった選択肢がなかったのでしょうか。
3、市の計画案では5つの計画の目標をしめしています。
この計画案のキーワードかもしれませんが、自助、共助、公助ごとに文言がかかれています。すべての施策事項に3つの助けを使うかは、必ずしも限らないと思います。
4、災害防災
袖ヶ浦市には県の社会福祉センターや特別支援学校があります。福祉施設や特別支援学校との災害時の連携についてふれていない。
→大網白里市では、現地にある県立の特別支援学校と、災害時の介助が必要な方の避難先の提供などの連携をとっています。
5、バリアフリーと移動手段
バリアフリー法に基づく、市町村が策定する基本構想について触れていない。
また、公共交通会議や有償運送に関わる協議会との施策連携が見あたらない
6、相談体制
ながうら、ひらかわ健康福祉支援室の相談事業の状況と、ほかの地区への類似の設置の可能性があるかどうか。
福祉に関する相談は範囲がひろいため、まずは総合的な相談箇所が必要ではないか。この計画案では制度や社会福祉協議会で相談窓口がバラバラになっているように見受けます。
7、権利擁護関係
上記の相談体制と関連がありますが。
① 袖ヶ浦市では成年後見制度利用促進基本計画について触れていません。
→私の地元の安房3市1町では、計画を策定をしていますが、袖ヶ浦市はどうされるのか。
② 成年後見と日常生活支援事業については、認知度をあげるためには、どういう仕組みなのか、2つの違いについて周知をされるべきです。
③ 市の計画では触れていませんが、社会福祉協議会の地域福祉活動計画に、成年後見に関わる中核機関や市民後見人の養成について触れています。これについては、市の計画でも文言を入れるべきです。
④ 中核機関や市民後見人の養成についての目標は令和6年としていますが、ペースをあげるべきです。→私の安房地域では、鴨川市の社会福祉協議会に成年後見の中核機関である権利擁護センターが設置され、市民後見人の養成講座も始まっています。
8、正直、縦割り行政の流れがそのまま計画にすみついている感じを受けます。
施策によっては畑違いの部署や計画が関わってきます。そこのすりあわせが果たしてできているのかどうか。加えて、市の計画案と社会福祉協議会の地域福祉活動計画のそれぞれの計画の体系が、かみあっているかも気になります。
◎ 流れ作業にならないことを・・要望・期待事項
福祉や地域に必要な人材が不足という地区座談会で多い意見になっています。
また、今回が3回目の計画策定になりますので、単なる流れ作業にならないよう、この計画はしっかり注視をしていきます。
※ 地域福祉計画に対するパブコメ連載は終了します。
以上
袖ケ浦市地域福祉計画に対する意見
南房総市 山ノ井一教
1、 地域福祉計画は、福祉3分野の行政計画の上位の総合的なプラン。同時に社会福祉協議会が策定する地域福祉活動計画と連動するかたちがとられます。これは社会福祉法に基づいたかたちでもあります。
市の計画案で市社会福祉協議会と地区社会福祉協議会の項目がありますが、これは地域福祉活動計画に盛り込まれるのが筋だと思います。
2、また、市の計画案の資料編にある地区懇談会のまとめがあります。大事な意見が掲載されていますが、実は社会福祉協議会の地域福祉活動計画の案の資料編にも、全く同じ物があります。
南房総市では市の計画と活動計画を一つにして策定をしましたが、袖ヶ浦市においてはそういった選択肢がなかったのでしょうか。
3、市の計画案では5つの計画の目標をしめしています。
この計画案のキーワードかもしれませんが、自助、共助、公助ごとに文言がかかれています。すべての施策事項に3つの助けを使うかは、必ずしも限らないと思います。
4、災害防災
袖ヶ浦市には県の社会福祉センターや特別支援学校があります。福祉施設や特別支援学校との災害時の連携についてふれていない。
→大網白里市では、現地にある県立の特別支援学校と、災害時の介助が必要な方の避難先の提供などの連携をとっています。
5、バリアフリーと移動手段
バリアフリー法に基づく、市町村が策定する基本構想について触れていない。
また、公共交通会議や有償運送に関わる協議会との施策連携が見あたらない
6、相談体制
ながうら、ひらかわ健康福祉支援室の相談事業の状況と、ほかの地区への類似の設置の可能性があるかどうか。
福祉に関する相談は範囲がひろいため、まずは総合的な相談箇所が必要ではないか。この計画案では制度や社会福祉協議会で相談窓口がバラバラになっているように見受けます。
7、権利擁護関係
上記の相談体制と関連がありますが。
① 袖ヶ浦市では成年後見制度利用促進基本計画について触れていません。
→私の地元の安房3市1町では、計画を策定をしていますが、袖ヶ浦市はどうされるのか。
② 成年後見と日常生活支援事業については、認知度をあげるためには、どういう仕組みなのか、2つの違いについて周知をされるべきです。
③ 市の計画では触れていませんが、社会福祉協議会の地域福祉活動計画に、成年後見に関わる中核機関や市民後見人の養成について触れています。これについては、市の計画でも文言を入れるべきです。
④ 中核機関や市民後見人の養成についての目標は令和6年としていますが、ペースをあげるべきです。→私の安房地域では、鴨川市の社会福祉協議会に成年後見の中核機関である権利擁護センターが設置され、市民後見人の養成講座も始まっています。
8、正直、縦割り行政の流れがそのまま計画にすみついている感じを受けます。
施策によっては畑違いの部署や計画が関わってきます。そこのすりあわせが果たしてできているのかどうか。加えて、市の計画案と社会福祉協議会の地域福祉活動計画のそれぞれの計画の体系が、かみあっているかも気になります。
◎ 流れ作業にならないことを・・要望・期待事項
福祉や地域に必要な人材が不足という地区座談会で多い意見になっています。
また、今回が3回目の計画策定になりますので、単なる流れ作業にならないよう、この計画はしっかり注視をしていきます。
※ 地域福祉計画に対するパブコメ連載は終了します。
以上
2020-04-20 09:36
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