SSブログ

パブリックコメント 5 [市政全般]

今回のパブリックコメントに応募し、その結果を踏まえて、いくつか気になった点を取り上げお知らせした。まとめてみる。

① 今回のパブコメ対象は、1月22日締め切り7件中、3件に対し、4人が応募し、43の問題点を指摘したものだ。残り4件の案件に対する応募者数はゼロであった。
 パブコメが形骸化している現実が、43点指摘して、きちんとした修正が1点。なにか、数値で明らかになった感じだ。その原因はどういうところにあるのか。勿論せっかく機会を作ったのに、応募者が少ないのだから、市民の側に関心がないからだ・・・という考え方がある。本当にそうなのか?

② なぜ応募者が少ないのか・・43点問題点を指摘して、実質的な受け入れは1点だけであった・・という事実。その他は本当に、修正に値しない問題指摘ばかりであったのであろうか。
 昨日提示した「1000人の児童中140人を超える子供たちが気管支疾患にかかっている」という事実を提示しても、何とも感じないことが正常なのか??仕事が増えるから意図的に無視せざるを得ない・・・と言う対応ではないのか??
 こういう疑問の残る対応で、パブコメが推移してきたとすれば、市民は「いくら何を言っても聞こうとはしない」ということで離れていく。実際そういってやめた方を何人も知っている。

③ パブコメを審議する審議会の構成にも疑問がある。

 3年前、環境審議会の「石炭火力発電所建設計画」に対する環境アセスメント討議の議事録を読んで感動した。そこでは白熱した討議が展開されていた。実は私たちの石炭火力建設計画反対運動は、この議事録から出発したものと言ってよい。私たちは、この時の審議会委員であった方にお願いし講座を開いていただいた。ご本人は、「基本的には石炭火力はやむを得ない」という立場であったが、問題点について次々と指摘されていた。ステキな方であった。この反対運動の結果はご承知のように東京ガス経営陣の断念ということで落着した。

 しかし、今回のパブコメに対する審議会討議傍聴の感想は、「事務局の説明と納得で終わっている」というものであった。
 審議会委員の中には、「勉強になりました。いろんな問題が含まれているのですね」とそっと耳打ちしてくださった方もいたが・・
 前回の審議会委員に応募した私たちの会の事務局長は、委員になれなかった。「応募者が足りなくて、頼みに来られてやむなくなった」と後で知らせてくれた審議会委員もいらした。
 一体、事務局の思うままになる審議会を作って何になるのか?多様多彩な意見があって内容が充実する。・・・と言う考えは間違いなのか。

◎ だからと言って、パブコメを離れるというのではない。なぜか・・きちんと対応された1点があったからだ。行政側からは嫌がられるかもしれないが、もう少し続けてみようと思っている。次回焦点は、6月ごろに出るという「福祉基本計画」を注目している。
 (この稿終了)
                         kawakami

 


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。