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袖ケ浦市政を巡る問題 3 [市政全般]

 市庁舎建設仮契約議案問題

 今回の特集記事冒頭にも書いたことだが、今回の議会には考えられない議案が提出されている。議案第12号「契約の締結について(袖ケ浦市庁舎整備事業)」という議案である。
今日はこのことの問題点を提起したい。

 この議案の内容は、簡単に言えば、「市庁舎建設にかかわる建設業者の優先交渉権者が大成建設株式会社に決定したので議会として承認していただきたい」というものである。
 さらに詳しく内容を見ると、市庁舎の庁舎建築費部分のみで57億6106万3000円を上限とする入札業者応募4社の中で、3社は辞退、残り1社が大成建設であり57億6000万円で落札した・・・とある。なぜこのことが考えられない議案なのかを以下説明する。

◆ 時系列
 9月 26日  出口前市長・・退任表明
10月   7日   出口前市長・・大成建設と仮契約調印
11月  25日  粕谷新市長登庁
11月  29日  議会本会議開催

◆ 不思議に思うこと
① 市庁舎建設について、退任を表明した出口前市長が、巨額の市庁舎建設についての仮契約とはいえ調印する必要があるのか…疑問

② 粕谷新市長は、所信表明冒頭に、厳しい財政運営問題を提起している。今計画されている市庁舎は、建築費のみで57億6000万これに周辺整備や、債務負担行為費用等総額でどれほどの金額になるものかはっきり見えていない。新市長は、市庁舎の全体像について把握する猶予はなかったことは容易に想定される。
なぜ出口前市長は調印を急いだのか・・通常では考えられない事実である。
また担当幹部職員はこの重要案件を、なぜこの時期に提出したのか?なにかの圧力があったのではないかとまで疑念がわいてくる。

③ 粕谷新市長登庁から議会本会議間4日間しかない。いつ、どこで、どれほどの時間を取って、どなたが事前に議案内容を説明されたのか。
議案提出者である小泉総務部長に問いただしたい。

④ 入札応募企業は4社あり、3社が辞退、残る1社が大成建設であり、その上大成建設の入札額は上限額にほぼ等しいという不思議な金額である。疑念がわかないのか?

⑤ 「袖ケ浦市庁舎整備工事事業社選定委員会委員」名簿を見る。学識経験者3名+市職員7名の計10名。たった3回の討議(3月1日、8月27日、9月27日)で決定している。ここには、袖ケ浦市民は職員以外誰もいない。どこの都市の市庁舎なのか?

⑥ 「市長と語る会」はあっても「市庁舎建設についての市民説明会」は一切ない。このようなことは最低でも、自治会連合会単位での説明会ぐらいは開催されるべき性質のものであろうと思う。市民軽視も甚だしい。

◆ 提言
本議案は、議会においては、まず「総務企画常任委員会」に付託されるであろう。常任委員会での厳しい討議を期待したい。以下のいずれかの結論を求めたい。
① 議案取り下げ再提出を求める
② 否決
③ 最低・・継続審議

◆ 50年に1度の大仕事である。市民のみなさんもどんどん発言して、市民主役の市庁舎を創り上げてまいりましょう。

                            kawakami


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