SSブログ

ご近所の温かさ [天災・自然災害]

 昨日、台風一過と同時に玄関のベルが鳴った。出て見ると斜め向かいのご主人である。
「大丈夫変わったことはありませんでしたか」と声をかけに来てくださった。おぼつかない老夫婦を見かねての温かい気づかいであった。

 このご夫妻は、働き盛り。前回15号台風の時も、道路に散らばった木の枝を片付けてくれたり、今回は直前に、側溝にたまった汚泥や枯葉を取り除き、水が流れやすいようにしてくださった。
 実はこの側溝掃除で、3回ぎっくり腰をやり寝込んでからは、申し訳ないが、しないことにしていた。市の一斉清掃の時、そのことをわかって、決まったように、側溝専門のシャベルを持ってきてあっという間にきれいにしてくださる方がいる。ありがたいことだ。

 「年をとるということは、無惨なことだ」と、亡くなられた先輩が口にしていたことを思い出す。体のあちこちが言うことを聞かなくなる。無理するとガクッと来る。それでもほかの方に比べると元気がいい方だと、よく言われ、その気になったりする。

 15号台風の時は、あまり口を利くこともなかった方と、意外なことで話ができ、仲良くなってしまった。何が縁になるものやら・・・

 小さな町の片隅の、ささやかな出来事である。でも本人にとっては、こんなにうれしいことはない。こんな小さな触れ合いを大事にしていきたいと思う。

                              kawakami

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。