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袖ケ浦の議会運営について 13~15(最終回) [議会ウオッチング]

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 市長と議会は別機関であるが故に、日頃から信頼関係を作り続けなければならないと考えます。

 ルールを変えるには
ルールは適切でなければ変えればいいのです。ただし、適切な議論と手続きを踏まねばならないのです。

 今回の出席要求では対立がありますが、袖ケ浦市での今までの出席要求は
「事前に」という理解で成り立っていると考えます。
これは明文化されていませんが、明文化されていないけど守られ、運用を続けているルールは山ほどあります。

 これを変えるなら、ルールを変える議論をしなければならないのです。
現状を理解しないのか思い付きでやったのか分かりませんが、現状のルールを十分に理解して事を起こさないのは、議員としての資質を問われる事態になりかねないのです。
それは、議会としてのレベルを問われるのと同義だと考えます。


3者3様のエラー
 今回の件は、みんながエラーをしたと考えています。
委員長は「説明要求の現行ルールを理解せず行動したこと事前に説明側に話す機会があったのに話さなかった」
議会事務局は「現行のルールを十分理解したうえで滞りない運営を行う調整ができなかった」
議長は「当日の朝、話を聞いていたにもかかわらず説明員に話をしなかった」
と私は考えます。

 ただ、このような3者3様のエラーの事実認定は委員会の中では行いませんでした。
それは事実検証自体十分に行わなかったからです。だから、私が見聞きした範囲で状況を説明し判断し書きました。

だから「みんなでエラーをカバーしよう」とし、
個人的な責任論ではない解決を模索したのです。

14
議会はルールを決めるところです。
そのルールを決める機関・構成員が「ルールを尊重することに鈍感」では困ると考えます。

 議員自身が問われる
袖ケ浦市の政治風土を見ていると「ポジションに就いたら思ったことができる」という節があるように思えてならないのです。
 昔の政治家はそのような感覚があったとは思います。しかし、今は「ルール規則を理解しないと議員活動はできない」と思うのですが、いまだにそんなところがあるように思えるのです。

 昔は「全て議会事務局がやってくれる」という要素が強かった気がします。しかし、地方分権により議会としての権能が発揮しやすくなった現在、議会事務局頼りの議会運営では議会の機能を十分に発揮することは難しくなります。

 期を重ね役職に就いた時、その議員の判断力・見識が問われることが出てくるのです。
それは議会総体の機能に大いに関わるのです。

 黙ってれば、降りてくる議案を審査するだけの委員会となります。
議会としての差が出るところでは「議員が主体的に活動し、議会総体の力を上げて行く」ような行動が必要なのです。
それは執行部を巻き込むことも含めてなのです。

執行部を巻き込むときは、「根本的には信頼関係が必要」だと考えます。



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 職員と議員の関係“議員さま”なのか

 残念だんなぁ~と思うのは、議員が思いあまってだとしても理屈に合わない行為に及んだ時です。

 今回の文教福祉常任委員会の一連のことは、色んな要素があり話がとっ散らかっています。残念の玉手箱みたいになっています。

職員は「議員さんですから」と若くても議員として扱ってくれます。
とは言え、職員から本音を引き出すことは「議員さんですから」という所からだとできない
と体感的ですがあります。

 私は「職員は議員を一番みている」と思っています。
これは私の失敗から得た経験知です。

 だから「この議員は使える!」と合格ラインに上がるように、議員としてレベルを上げないとならないのです。

 なのに「議員だから少々のことは大丈夫」的な現行ルールに悖った出席要求は議員自身に大きくマイナスになるのです。

 ハッキリ言うと、「職員の方が一枚も二枚も上手」だと感じます。
その判断の根拠は割愛しますが、「議員が職員より上」ということはなく、ただ「職員と職責が違う」のです。
 市民福祉の向上の”分業作業”だと思っています。

 議員の発言や振る舞いが「場にそぐわない」と映ることが時々あります。
この場面に遭遇すると「自分の気をつけなきゃ」となるのです。この行動の背景は分かりませんが、多くの場合「議員としての職責と職域」がわかっていないのではないかと感じます。
これは議員の資質を疑われることになりうるので、注意が必要です。

それを注意深く見ているのが職員なのです。(笑)

◎ 笹生猛議員のブログに掲載された記事を、許可をいただいて全文掲載させていただきました。
議会内で問題が起きたとき、このように率直に意見を提示し、話し合いができれば、議会の風通しは、グンとよくなることでしょう。ご健闘を!       kawakami             

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