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角山給水場 [水道事業]

 台風一過、前の小公園の木々の枝がいくつか折れた程度で、どうやら過ごすことができたと安心し、郵便局に用事があるのでかけると、県道の山側の木々が結構路上に転がっている。生木のまま折れたのもあるし、根っこから掘り出されたのもあった。交差点の信号が止まっていたのにもびっくりしたし、お隣りの市原市など13000人を超える人たちに避難勧告が出されていたことも知った。やはり、大変な暴風被害であったことをこの目で確かめたのである。

 昼のテレビで、家庭の停電がまだ続いている地域があることを知った。我が家は東電ではないので関係がなかったのかもしれない。そこへ友人からの携帯電話が入ったのだ。
この停電がもう12時間も続いているのだという。彼の家はなんとオール電化なのだ。彼はパソコンのプロで、机上に数台並べて世界中の情勢に目を光らせている人だというのに、停電となれば一切これが切れてしまい、手の付けようがない。

 その上に水も出ない。市役所に聞いてみたが、「企業団に移っているのでそちらで聞いてほしい」という。企業団に電話を入れ「このぐらいの自然災害で水も止まってしまうのか?水が出ないどうしたのだ?」というと「加圧地域施設から給水している地域が停電で断水しているのです。」という。加圧地域を聞くと、「のぞみ野、林、代宿が該当地域で圧力を加えないと水が届かない地域」であるそうだ。企業団のホームページにそれは掲載されていない。
「災害対策として、ホームページにそのぐらいのことは書いておかなきゃ・・」と注文しておいた。

 でも考えてみる。袖ケ浦には角山給水場があったはずだ。自然の高低差を利用しての給水場で、このような時のためであったのかもしれない。ここは閉じられたのであろうか?
ダム水源の弱点が見えた。せっかくの施設である。この経験を生かして閉鎖はやめることだ。「災害は忘れたころにやってくる」でも企業団でこのことをわかる人はいるのかな?

 友人はここで口を閉じた。「袖ケ浦に水道局があったら届くかもしれない・・・」そんな彼の口に出さない余韻が残った。

                              kawakami



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