SSブログ

第44回全国公害被害者総行動  [公害]

 「第44回全国公害被害者総行動」が6月5・6日サニーシティ新宿御苑を会場に行われました。この集会に参加した私たちの会の富樫事務局長は、二日目の電事連(電気事業連合会・現在全国10の電力会社で構成)との交渉に参加したのですが、参加しての怒りの感想が届いています。そのまま掲載します。 kawakami


岩根 茂樹会長
金井 豊副会長、原田宏哉副会長、月山 副会長・最終処分推進本部長
大森 聡理事・事務局長、富岡 義博理事・事務局長代理
本日、対応された社員4名の皆様へ
             袖ケ浦 市民が望む政策研究会 事務局・富樫 孝夫

★ 電気事業連合会との話し合いに参加しての感想

拝啓
 梅雨入りの候、ますますご清栄のことお慶び申し上げます。

 さて、昨年は公害総行動1日目しか参加しませんでしたが、今年は2日目の電事連との話し合いに参加して欲しいとの依頼を受け、本日2019.6.6経団連会館の1Fの正門ゲート脇の小部屋にて私も参加する機会を頂きました。

 名前だけの自己紹介のあと、あらかじめ提出してあった質問事項への回答ということで御社社員の方、風邪にも関わらず説明する姿には感激した一方、日本国民の被害者と住民を代表している私達への待遇の仕方として、背中が壁に付くような小部屋、しかもゲート前というのは、お客を部屋に入れず庭先ですますようで、あまりにも失礼ではないか?と思いましたが、これは御社の伝統文化なのでしょうか?
 また風邪をひいて声がガラガラであれば、その上司が部下の様子を察し、代わって対応するなどされるのが普通なのかなとも思いました。

 この2点から東電や中電など日本を代表する電力会社を抱える組織であっても指導者の人間的な水準は意外に低いのではないかと素直に感じた次第です。
さらに、このような指導者に従わざるを得ない、本日参加した御社の若い社員はなんと気の毒な社員生活を送っているのであろうかとも思いました。

 事実、私は当方の原発事故避難者の方々が実情を訴えているときの御社社員の表情を観察していました。表情から読み取れる感情の動きを見ると私たちと同じ人間です。 
 しかし質問されたことに返答するときは用意したマニュアルを読むだけという情けなさ、その内容もパリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略策定に向けた懇談会と、第5次エネルギー政策の説明からのコピー&ペーストの内容を読み上げるというロボットのような哀れな姿でした。

 電事連という組織は電力中央研究所をも持つすごい組織と思っていた私は私たちの意見や質問に対し、政府見解はあるにしても、昨今のエネルギーを取り巻く国内のみならず、世界的状況から未来を見通した中で自分たちはこう考えています、というようなものが多少はあるのかなと期待したが当然のごとく何もなし!!

 このようなことだから中西経団連会長も時勢を誤解し原発でも失敗、2世代前の風力発電機で見放されるというみじめな姿を世界にさらしています。

 東電にしても蓄電池+太陽光の実用化試験を豪州で外国企業の助けを得て行うという体たらく・・技術で生きてきた日本を他国の尻についておっかなびっくり、油田用洋上風力の建設をしています。これは政府方針にそのまま従えば安心という心の問題。新しいものはどの国であっても難しく失敗の積み重ねで切り開くものです。日本はこれを避け、石炭火力を外国に売ろう、国内にも売ろう、そして日銭を稼ごうとした重厚長大企業の思惑の範囲で動いた結果でしょう
これはとりも直さず、中西さんをはじめ電力指導者を支える昔で言えば家老、戦略家がいないことの証明ではないですか?
 再エネ導入におっかなびっくり、腰が引けている様子をみて、私は家老に恵まれていないと判断しています。

 私達は先に述べたように国民“被害者と住民”を代表して参加している訳ですから御社側はトップが、トップが参加不可能なら質問に返答のできる責任ある重役を出して次回はお話されるようお願い申し上げます。それは最低限の礼というものです。
 この文面を見て、もし怒りが湧くようであれば人のいないところに行き数日過ごしてみれば“裸の王様”、“無力”と分かることです。

 失礼なこといろいろと書きましたが本音の思いです。0.1%でも御社のためになれば私の喜びとするところです。

 ついでに一言
電力網は日本を一流国家に戻すカギです、一切の忖度なしに公平に最高知見を投じてください。

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。