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富津市の公共交通計画との比較 寄稿 [公共交通機関]

 富津市の公共交通計画との比較

 袖ケ浦市も「東京ガウライナー」や路線バスのお試し試乗券など、昨年度からは少しずつバスの利用促進に対する取り組みが具体化していますが、特に「ガウライナー」については開業したらそこがゴールになってしまったようで、その後の努力の取り組みが足りないように感じてます。
路線バスも平川地区にとっては死活問題です。バス停の要望をするのは、なかなか利用者が増えないだけじゃなく、横田では医院があるのにその前にはバス停がなく、最寄りのバス停から狭い道を歩かなければならないという問題を抱えているからです。
お試し乗車券をきっかけに初めてバスを利用した人がいることや、各バス停ごとの乗車人員を細かく調査していることは評価しますが、それ以外となると事業者の側に沿った話ばかりで、このまま今の姿勢を続けていて解決するのだろうかと思っています。

 一方で富津市ですが、4月に地域公共交通網形成計画が制定されました。http://www.city.futtsu.lg.jp/cmsfiles/contents/0000005/5052/keikakusyo.pdf

 この制定に至るまでは、市民を抽出してアンケートを取るだけに留まらず、市内全路線バスの利用者に対するアンケート、高校でのアンケート、病院・スーパーでのアンケートなど、様々な場所でアンケートを取りました。 
これにより明らかになったことは、その地域の住民がどれだけどこに通勤・通学しているか、病院やスーパーはどこを利用しているか、どの時間にどんな交通機関を利用したいかなど、市民の公共交通の利用の実態、どこでどれだけ不便を感じているかなど、そういった市民の移動手段の現状です。制定されたばかりなので、袖ケ浦のお試し乗車券みたいに実になったものはまだありませんが、データが膨大で多く一見すると市民が読むには難解なところがあり、最初は何がしたいのかの方向性が見えてこないと感じていましたが、ここまで詳細なデータ取りをしているとなると、今のままでは袖ケ浦はあっという間に追い越されてしまいそうです。
富津市としては、アンケートの結果をもとにすぐ取り組むのではなく、それが形骸化しないよう、「真に必要な人のための公共交通」「次世代にバトンを渡すため、持続可能な公共交通」という考えで、今後進めていくようです。

 富津市ではこのようなバス停の案内ページも市のホームページに作成しています。
http://www.city.futtsu.lg.jp/0000005009.html

 駅を降り立ったらどこに、何行きのバス停があるのか、白地図ではありますがわかりやすくなっています。
駅舎内には掲示物用の物も作り、バス停までの地図と発車時刻表を貼らせてもらっています。

http://www.city.futtsu.lg.jp/cmsfiles/contents/0000005/5009/01_aohori20180401.pdf (青堀駅)

http://www.city.futtsu.lg.jp/cmsfiles/contents/0000005/5009/04_kazusaminato20180317.pdf (上総湊駅)

http://www.city.futtsu.lg.jp/cmsfiles/contents/0000005/5009/06_hamakanaya20180515.pdf (浜金谷駅)

 通常はバス停まで行かないとバスの時刻や路線は分からないため、駅舎にこういうものを貼るのはいいと思います。


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