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「外房線を守る会の報告」1 [公共交通機関]

「外房線を守る会の報告」1

 「外房線を守る会」が設立された。そこに参加した市民の方が、是非この集会の内容を、袖ケ浦市の行政や、市民の皆さんに知らせたいものと、私たちに報告書を届けてくれた。内容を見て驚いた。今日と明日の二回に分けてその報告を連載する。  Kawakami

3月10日に勝浦市立図書館の2階にある、勝浦集会所で開催された。
この会の会長には、元・勝浦市長の藤平輝夫さんが就いた。藤平さんは、2011年までの勝浦市長で、現職から見たら2代前の市長さんになる。元市長が会長に就いているだけに、現職との繋がりで交渉に与える影響力は大きく、いすみ市からは太田市長さんと議長さんが直接出席された。御宿町は町長が所用のため出席できなかったが、課長が代理出席した。会場である勝浦市は、現職の猿田市長は出席されなかったが祝電は贈られた。議会からも、いすみ市から鴨川市にかけての現職の議員さんが何人か出席されていた。

内房線は、館山の松苗さんを中心に市民の皆さんの問題意識によって立ち上がっていて、アンケートや交渉等で沿線市町村の協力は得ているものの、市町村や政治関係者ではなく、あくまで一般の市民が問題意識を持つ住民を集め立ち上げた。一方で、外房線のほうは元市長さんが自ら問題意識をもって立ち上げた組織。いすみ市は市長が出席されたり、勝浦市も市長が直接祝電を贈ったり、元市長が立ち上げたのと館山のように一般市民が立ち上げたのでは違いが大きく、元市長が自ら危機感をもって立ち上げた影響は大きいと感じた。内房は出口市長はもちろん、肝心な館山や南房総すらも市長は出席しなかった。

会長の挨拶で「今後、利便性の低下する減便、ダイヤ改正についてはすべて【反対】いたします。」と力強く述べられたのが印象的だった。勝浦市の人口減少は激しく、首都圏の市で唯一2万人を切ってしまっている。2018年時点で人口は1万8000人。1958年に市制施行した当時は3万2000人で発足した。高齢化率は38%、高校は統廃合でなくなり、小学校はかなりの数が統合され、中学校に至っては市内に1校だけになってしまった。このように過疎化、少子高齢化は深刻に進んでおり、電車まで減らされてしまうと更に過疎化が進み、最終的には勝浦は無人の町・ゴーストタウンになり、人がいなくなってしまうんじゃないかとそこまで藤平元市長(会長)は強く危機感を持っている。人口も急速も減り、電車まで減らされてしまうと生活できなくなってしまうと強く、強く、何度も振り絞って訴えられた。

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