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「火葬場建設案」パブコメ [火葬場問題]

「木更津市火葬場整備運営事業基本構想」のパブリックコメントは2月5日が締め切りである。どなたか意見を出されたであろうか。
 袖ケ浦市はこのことで数十年間未解決のまま打ちすぎてきた経緯がある。木更津市が施設の老朽化から緊急に手を打たねばならなくなり、木更津市を主体に構想された今回の企画に、相乗りさせてもらったそのパブコメである。どなたも黙認する状況では、あまりにも無責任という想いがする。と同時にこの構想の仕組みでよいのかという疑念も湧く。幾多の問題を内包しているが、基本点一点について意見を述べておきたいと思う。

 行政は、住民の誕生から人生の終焉を迎えるまでの安心安全の生活環境を保障する責務を持つ。その中でも、基幹業務の一つである、人生の終焉を迎え旅立つ火葬場という施設については、人間としての尊厳が保持されるべきものであらねばならぬという点で、行政の真摯な心構えが求められていると私は思っている。

 今回の施設建設に当たって、その根幹が失われていることを指摘しなければならないことは残念である。それは建設方式でPFI方式の採用が提案されていることだ。
 PFI方式にはさらに4方式があり、その中のBTO方式(建設・資金調達を民間が担って、完成後は所有権を公共に移転し、その後は一定期間、運営を同一の民間にゆだねる方式)が最も効率的という視点から重点的に提起されている。

 PFI方式はいずれの方式であっても、投資組合による収益事業である。そこには利益の追求、資金の回収、投資者への配当・・という業務内容を伴うシステムである。簡単に言えばご遺体を荼毘にふす事業で収益をあげようとする事業形態である。かくてご遺体は商品に転化される。
 それで良いのか。火葬場事業は本来収益事業にはしてならない業務ではないのか。施設費建設費42億か49億か・・という以前の問題であると私は思う。行政倫理の質が問われていることに気付くべきであると思う。
 利益追求にかかわって、維持管理費の高騰も当然予想される。(広域ごみ処理施設で経験済み)
改めてこの方式の不採用を私は提案する。

あとの問題は列記にとどめておく
① 会議議事録を読むことができない
② 施設外費用項目と金額非開示
③ 合意した施設費4市負担割合の非開示
④ この内容でのパブコメの意義不明

以上積極的ご討議を要請し期待する。                kawakami


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