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火葬場建設基本構想 [火葬場問題]

「木更津市火葬場整備運営事業基本構想」がパブリックコメントとして提起がなされている。このパブコメには文書提出と公述人の申し込みも可能とのことだ。
勿論、袖ケ浦市が数十年かけて討議してきた結果、4市合同の建設方式に同調し、その原案がようやく生まれてきたものがこの基本構想なのだ。

 93ページに及ぶこの構想に目を通してみた。地元の木更津市では、この構想確定に至る過程で16会場での説明会を開催し、市民への周知、理解を図っている。この火葬場は、袖ケ浦、君津、富津も共同拠出する施設の建設案のはずだ。しかし木更津以外の3市での説明会が開催されたことは聴いていない。

 目を通してみて、いくつかの疑問がすぐ出てきた。そこでパブコメに意見を書くか書かぬかよりも、書くにしても理解して書きたいと思い、木更津市担当課に電話を入れた。聞いたのは次の4点である

① 事業費概算が最終ページに記載されている。昨年度2月から10月まで7回の担当者会議で、そのすべてで「4市合意に至った負担割合」についての協議がなされているが
その割合がここには明示されていない。どのような結果であるか教えてほしい。
② 施設建設費以外でも、各市平等に負担した経費がある(道路整備とか調査費等)概算それはどのくらいかかったのか
③ PFI方式の中のBTO方式(建設・資金調達を民間が担って、完成後は公共に移転し、その後は一定期間運営を同一の民間にゆだねる方式)採用とのことである。理由は、事例調査で最大数の採用事例があるから・・とのことで、具体例不明だがなぜか教えてほしい。
④ 維持経費の範囲は(例えば改修費は?)・・15.5年というのは、ずいぶん短期間であると感じるが、本当にそれでよいのか?

 申し訳ないが、電話に出た担当課の職員からは、いずれの点についても明確な回答を得
るこてはできなかった。「協議中で公開できない」というのが理由である。それで、パブコメを書けと言っても、資料不足で書きようがない。設計地図や、周辺緑地状況等は、与えられた条件を最大限に生かそうとされているのは十分わかるのだから、そのようなことよりも、経費にかかわる討議資料や、採用する方式についての討議内容の紹介等が求められるのに、それがない。

「4市合意に至った費用の負担割合にかかわる協定の締結について」という協議題が4月24日の議案にある。すでに合意したのである。なぜその内容を公表しようとしないのか?
 どこの市でも官僚とはそのようにしつけられているのであろうか?
「モリかけ問題」隠匿がはっきりしていてもごり押しする総理のいる国である。その風潮は国の隅々の官僚にまでいきわたっているのであろうか?

火葬場想定図.PNG

                            kawakami

 

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