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議会傍聴・とんでもない水道広域化 [議会ウオッチング]

 一般質問初日(と言っても二日間しかない)7日は、昨日のブログで紹介したように、「クリーンコールデイ」であったので、外国からのお客様歓迎の意を込めて、「クリーン」ではなく「ダークコールデイ」であることをお土産に持って帰っていただくために、抗議活動に忙しく議会傍聴ができなかったことをお詫びしたい。

 今日は、となみ議員と、笹生猛議員の一般質問を傍聴した。まずはとなみ議員の報告を書く。とにかく私たちの命のもとである水道事業の広域化が国の方針に沿った形で進められている。その実態がいかにずさんなものであるかがあらわになった質問であった。
質問は30分、でも答弁の時間が長くて通常は合わせて1時間内の質問が1時間半近くかかったのである。その理由はなぜか?

1、 水道事業の広域統合は、水道料の値上げと、民営への移行を前提としていることが質問
の中で明らかになった。現在、4市統合協議会基本計画案が提起されたが、各自治体によって負担がばらばらであること。これを水平化して、やがては民営化に進むのではないか・・民営化の話題は出ているのか?との質問に対し、話題は出たが検討はしていないという答弁である。はっきりしたことは、市民の命を守る水道事業が、民間にゆだねられ利益追求の企業になっていくということ。それで本当に良いのか?

2、 袖ケ浦には4本の(?)自己水域がある。自噴による井戸水である、これをなくしてしまう方向は誤りではないのか? 自己水域と広域統合水域との試算比較をしたことはあるのか? 単純に比較はできないのでしていない。
 小櫃川水流には、水源に産廃施設がある。ここからの事故で汚染されたときの対応はきちんとあるのか?そのためにも自己水域は残しておくべきだ。

3、 配布された文書には、試算表が出ているがその根拠になった資料がない。要請したら協定書締結の日に発表されるという。試算根拠が締結の日になって手に入るなんてとんでもないことだ。それで執行部としての責任は持てるのか。協定は延期すべきである。

4、 議会との関係はどうなるのか。最初の10年間は移行期間で議会の論議対象になるが、そのあとの、完全移行後は各自治体議会とは関係がなくなる。市民の意見をそこに挙げることはできなくなる。そんなことが許されてよいのか。

5、 袖ケ浦の受水量は多すぎる。最初の計画段階での誤りがそのまま継承されてきた。統合によってそれが修正されると思っていたが、そのまま引き継がれるという。とんでもない話だ。

◎ 上記のようなずさんな状況が明らかになった。ただし討議経過は、テレビで録音していたのだが、録音機が故障で壊れてしまった。もし細部での間違いがあった場合はご容赦を乞う。ここでは、保育所問題についての報告を省かせていただく。

                           Kawakami


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