富津市岩瀬川護岸工事調査 [千葉県政]
「7月7日七夕の日、この日富津へ行ってきた。以前ブログに書いた、護岸工事で対岸の河岸を壊してしまったずさんな工事についての朝日新聞記事を紹介したが、このことに関わる岡田県議会議員、松原市議会議員(お二人とも共産党)の合同調査視察が行われるということでの案内があり、そこに参加してきたのである。問題点がこの調査で浮かびあがってきている。その報告をしたいと思う。これがお約束、3点目の報告である。
この日炎天下、午前10時、岡田県議会議員、松原富津市議、君津土木事務所の若い職員と県職員、朝日新聞記者、抗議の告発を行ったKさんと、地元市民、そして袖ケ浦から2名というのが参加者総数であった。
現場は、岩瀬川。上流に向いての最新の右岸工事はきれいに完成されているが、左岸の網籠積み上げ方式での網籠が、前面に押し出され、のり面が無惨に崩れている。植樹され見ごろになった桜の木が倒れ、伐採された跡がある。せっかくの護岸工事で対岸の河岸を壊してしまった・・というわけだ・・・。
説明は君津事務所の若い職員が行った。県職員は聴いているだけである。若い職員は、工事図面を片手に、工事過程について順を追う形で説明をしている。その過程で、告発したKさんの鋭い指摘が入る。Kさんの指摘は2点であると私は聴いた。
1、 工事過程で流水せき止めのため、鉄板を川中央に打ち込んだがその振動と,川底の泥を浚渫(しゅんせつ・掘り起こすこと)したことで、網籠石が張り出し、のり面強度が緩くなったことが原因。豪雨によるものとの説明があったが雨量はなんと37mm・・・それでも降り方によるとの苦しい説明であった。そして「請け負った工事だけが完成すれば他は関係ないという」業者の姿勢と、完成検査の在り方に対する疑念が浮彫された。
2、工事現場への河川に添った細い道路がある。もともとは軽トラがようやく通れる程度の草の茂った道である。(約2m程度)この道(道というより河岸保護の草地)は中央で仕切られ、半分の地権者はKさんである。
ところがいつの間にか工事中に、2mの幅の道が4メートル幅に広がり、低かった部分に浚渫されたヘドロ状の泥が積み上げられ、乾燥してかたまり、そこを自由に往来しての工事になっていた。Kさんにはひと言の断りも謝罪もない。その上「4mまで広げてやったんだからよいだろう。」という暴言まであったという。
そこには、福島県桜名所「三春滝桜」から送られた苗木が、すでに成木となり、春の開花時には多くの人たちが見に来るという・・・その桜の根元にヘドロ状の泥濘が積み上げられ、樹勢の衰えが見えてきているのははっきりわかった。
Kさんは弁護士を付けないまま、公職選挙法違反容疑の件で裁判を起こし、最高裁まで追及された正義感の強い方である。めったに怒りの表情は見せないが、芯にずしりと重い骨太さを秘めた方であると私は思っている。
今回の告発も、県民の税金が、こんなずさんなやり方の工事で、完成検査の厳しさもなく、このまま通っていくことへの怒りであったのだろうと思う。まったくの同感である。
若い職員は、真剣に説明を繰り返していた。Kさんは、若い職員より県職員に対し、鋭い言葉をあびせていたことがはっきりわかる対応であった。
さて岡田幸子県議は、議会で「県土整備常任委員会」に所属され、市川市選出議員である。富津の松原市議からの要請で、すぐ行動に移され飛んでこられた。職員には、必要書類の提出をてきぱきと手配され、問題点の解明に当たるという。感謝とともにご健闘を期待したい。 kawakami
(調査風景)
(積み重ねられたヘドロ)
この日炎天下、午前10時、岡田県議会議員、松原富津市議、君津土木事務所の若い職員と県職員、朝日新聞記者、抗議の告発を行ったKさんと、地元市民、そして袖ケ浦から2名というのが参加者総数であった。
現場は、岩瀬川。上流に向いての最新の右岸工事はきれいに完成されているが、左岸の網籠積み上げ方式での網籠が、前面に押し出され、のり面が無惨に崩れている。植樹され見ごろになった桜の木が倒れ、伐採された跡がある。せっかくの護岸工事で対岸の河岸を壊してしまった・・というわけだ・・・。
説明は君津事務所の若い職員が行った。県職員は聴いているだけである。若い職員は、工事図面を片手に、工事過程について順を追う形で説明をしている。その過程で、告発したKさんの鋭い指摘が入る。Kさんの指摘は2点であると私は聴いた。
1、 工事過程で流水せき止めのため、鉄板を川中央に打ち込んだがその振動と,川底の泥を浚渫(しゅんせつ・掘り起こすこと)したことで、網籠石が張り出し、のり面強度が緩くなったことが原因。豪雨によるものとの説明があったが雨量はなんと37mm・・・それでも降り方によるとの苦しい説明であった。そして「請け負った工事だけが完成すれば他は関係ないという」業者の姿勢と、完成検査の在り方に対する疑念が浮彫された。
2、工事現場への河川に添った細い道路がある。もともとは軽トラがようやく通れる程度の草の茂った道である。(約2m程度)この道(道というより河岸保護の草地)は中央で仕切られ、半分の地権者はKさんである。
ところがいつの間にか工事中に、2mの幅の道が4メートル幅に広がり、低かった部分に浚渫されたヘドロ状の泥が積み上げられ、乾燥してかたまり、そこを自由に往来しての工事になっていた。Kさんにはひと言の断りも謝罪もない。その上「4mまで広げてやったんだからよいだろう。」という暴言まであったという。
そこには、福島県桜名所「三春滝桜」から送られた苗木が、すでに成木となり、春の開花時には多くの人たちが見に来るという・・・その桜の根元にヘドロ状の泥濘が積み上げられ、樹勢の衰えが見えてきているのははっきりわかった。
Kさんは弁護士を付けないまま、公職選挙法違反容疑の件で裁判を起こし、最高裁まで追及された正義感の強い方である。めったに怒りの表情は見せないが、芯にずしりと重い骨太さを秘めた方であると私は思っている。
今回の告発も、県民の税金が、こんなずさんなやり方の工事で、完成検査の厳しさもなく、このまま通っていくことへの怒りであったのだろうと思う。まったくの同感である。
若い職員は、真剣に説明を繰り返していた。Kさんは、若い職員より県職員に対し、鋭い言葉をあびせていたことがはっきりわかる対応であった。
さて岡田幸子県議は、議会で「県土整備常任委員会」に所属され、市川市選出議員である。富津の松原市議からの要請で、すぐ行動に移され飛んでこられた。職員には、必要書類の提出をてきぱきと手配され、問題点の解明に当たるという。感謝とともにご健闘を期待したい。 kawakami
(調査風景)
(積み重ねられたヘドロ)
2017-07-14 13:42
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