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木更津市火葬場整備計画案 [火葬場問題]

 10月1日から(仮称)木更津市火葬場整備運営事業基本構想(案)が公開されています。

 ご承知のことと思いますが、木更津市と書いていて袖ケ浦市に関係はない・・・と言うものではありません。建築・運営も含めて、木更津市が主体となって事業を進めるので、賛成であれば他市との共用を認める・・・と言うもので、富津市、君津市、袖ケ浦市が、その趣旨に賛同し協定参加しているものです。ですから、このまま進むと、袖ケ浦市も共用する火葬場になるものなのです。

 目下この計画案のパブリックコメントをしています。上記のような関係なので、袖ケ浦市民が応募しても結構かまいません。

 さてこの77ページにわたる計画案を一読して、ふっと率直な疑念がわいてきます。本当にこれでよいのかな・・と言うことが、ひとつ、ふたつと浮かんでくるのです。一読しただけなので、内容をもっと吟味する必要がありますが、とりあえずそのいくつかを指摘しておきましょう。

1、 建築費が異常に安い・・・平成11年(と記憶しています)に建設された市原市の火葬場は、8基の焼却炉が設置され、総額40億円の経費が掛かっています。木更津市が委託した業者案では10基で39億円という想定価格です。このほかに周辺道路整備費が10億かかることも提示されています。建築方式はPFI方式、つまり民間に建築運営を一切委ねる形式です。民間ですから利益を上げなければなりません。この金額で本当に大丈夫なのでしょうか?
 一方、木更津市役所庁舎建設は、資材・人件費高騰のためオリンピック以降に延期しています。これがまともな話であって、今時、10数年前の建築費より安上がり・・ということには、どうも首を傾けてしまう金額なのです。

2、 ランニングコスト(維持運営管理費)についての記述がありません。なぜないのかな?こちらがぐんと高くなるということなのかな?そんな疑念が浮かぶのです。

3、 詳しくは見ていませんが、建築費の減価償却をどのように見ているのでしょうか。市原市の場合は、修理を加えつつ40年~50年との話を、直接担当者から電話でお聞きしました。

4 とにかく、総合的に、袖ケ浦市が負担しなければならない金額を明示してほしいものだと思います。

 とりあえず以上の基本的事項にかかわる問題点を、雑駁ですが、感じたまま、計画案についてお知らせしておきたいと思います。

kawakami

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