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TPP…報道されないここだけの話 [TPP・FTA・EPA問題]

 28日に行われた、内田聖子さんの「TPPの問題点」について、木更津市議の田中さんがブログにうまくまとめてくれてあります。田中さんにこのブログ記事を政策研のブログに転載することの
了解を取りましたので、紹介してください。  関


 今日は、TPP協定の内容と今後₋私たちの暮らしに迫る危機-と題して、NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC)
STOP! TPP!官邸前アクション の内田聖子さんの講演会があった。

① なぜ、メディアは報道しないのか。
 経済に関することをメディアが発信するのは、タブー。

②なぜ、政府は、詳しく説明しないのか
 協定書の結果は、公表しても、プロセスは秘密にします。という協定書。前代未聞の秘密主義。

③TPPをあやつるグローバル企業は?
 米国の多国籍企業。 製薬会社のファイザーや遺伝子組み換えのモンサント、インターネットのグーグル GE 
 車のフォード 商社のカーギル 映画会社のタイム・ワーナー NIKE 

 TPPの会議があると、政府関係者だけでなく、毎回、たくさん人が集まった。今後、どうなるのか、様子を取材しようとロビー活動をしていたのか、 TPPを推進する米国企業連合 米国商工会議所 米国研究製薬工業協会 米国貿易緊急委員会など。

④TPPは、民主党政権の時というけれど、
 実は、2008年麻生総理のときに、すでにアメリカから日本に対し、「いずれ、加わるんだぞ。約束だぞ」と約束していたという。自民党は、はじめ、反対と言っていたけれど、民主党政権になって、賛成になったからだと自民党政権は他人事のように言ってるけれど、違うみたい。

⑤TPPって、農業のことだけじゃないの?
違うんです。こんなにあります。

TPP1.PNG

ピンク色の部分は、関税に関するもの・・白い部分は、関税じゃなくて、ルールを決めて自由化しようというもの
あらま。暮らし全部じゃない?

⑥じゃあ、ルールを決めるって、例えば?
医薬品の特許。たいへーん。2週間に1度の点滴で、ある病気の新薬は、130万円もするという。だから、アメリカでは、国民皆保険ではないから、お金がある人しか、医療にかかれないそうな。
日本はというと、国民皆保険、なんらかの保険に入っているから、そんなに高くはないからいいと思うのは、おおまちがい。 結局、高い医療費がかかっても、一部自己負担。
残りは健保や国保でまかなった分は、健康保険料とか、国民健康保険税の金額をふやさないと、すぐ赤字になって国民皆保険は、崩壊となる。つまり、TPPが始まると、国民皆保険の制度は、内側から崩れ、金持ちだけが高い医療を受けることができる時代になる。

あー、やだやだ。

⑦もうひとつ。あるっ?
新薬の特許の期間が5年間延長されるって、もうこれは、ぼったクラレ状態。

⑧聖域とされた農産品、どこが?
聖域…それに触れてはならないと されている問題や領域。なのにですね。大筋合意。全部少しずつ変わってしまう。

TPP2.PNG

これだけじゃない。ざっと400品目も。

⑨自給率39%が、TPPでどうなる?
農水省2013年度試算で、16%になるんですって。もう、日本は、武器武装してもだめじゃない? 兵糧攻めでおしまい。

⑩郵便局でアフラック
アメリカは、日本のかんぽがとてもおいしくみえたわけ。だって、すでに、全国に網羅している店舗。提携するだけでいい。だから、郵便局でアフラック。着々と、進出してきている。
まだまだ書きたらないけれど、ここだけの話は、ここまで。

TPP4.PNG

この本、100円でした。なんと、できたてほやほやの小冊子。4日間で10000部完売で、今、増版しているそうです。

この本に、「公共事業や地域経済は、どうなりますか?」って書かれていた。木更津市として、何を備えておかなくてはならないのか。TPPの第9章「投資」では、地元からの雇用、物品、サービスの調達を求める「現地調達の要求」を禁止。
とあるが、地産地消が学校給食とか、公共工事を市内または準市内の業者にとか、地域の活性化のためにと思っても、tppではできなくなるのか?

そのとおり。へたすると、訴えられ、巨額の賠償金。そのためには、中小企業振興条例や公契約条例を今のうちにつくっておいたほうがいいかも。とのこと。はー。とんでもないね。アメリカのためのTPPです。

この9月に始まる国会で、TPPに批准(=その条約・きまりごとを うちの国も取り入れて守ります)しようか決めるらしいです。協定書が英語・スペイン語・フランス語だけだった。日本語はないから、和訳に相当時間がかかった。それも、6547ページ。
そりゃー国会議員もすぐには読み込めないですよね。今日の講演を聞いていても、これはたいへんなことだと思うのですが、国会でも、十分審議してくれるのでしょうか。不安ー。




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