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海側区画整理スラグ埋め立て問題~その4~ [袖ヶ浦駅北側開発]

議会討議を一歩離れてみると、奇妙な構図が浮かんでくる。それはとんでもない不正不当な工事をしている代行業者と、なぜかこのような工事を糺すべき行政が一体となり、一方に地権者である総代会が対立してあり、理事会が右往左往しているという図式である。

 行政は、なぜ盲目的と言ってよいほど業者寄りなのか。一言でいえば「コトを大きくしたくない。早く終わらせて土地を販売してしまいたい」という意識がバレバレと言えよう。
「鋼製スラグを地盤改良に使いたい。」と言われたとき、「鋼製スラグなるものには問題点はないのか」と疑問に思い、調査した担当職員が一人もいないはずはない。袖ヶ浦市の職員がそれほど劣化しているはずはない。逆に、発言をためらう職場の雰囲気に問題点を感じるのである。

 答弁のほとんどが、あきれたような内容であるが特にコンクリートの塊がトラック2台分あったというくだりに至っては「コンクリートの塊を粉砕しふるいにかける作業から、管理ミスで漏れたもの」とし「是正したので問題はない」との市長答弁である。
 手元に業務に関する協定書がないので、産業廃棄物のコンクリートの塊を粉砕して埋め込むことが、認められているかどうかは不明であるが、常識的には、スラグ同様の扱いではないのか?それも見つけて初めて分かった。見つけなかったらそのまま埋め込んで見過ごすことになったであろうとの茂木議員の指摘には弁明の余地はなかった。

 ある地権者からお聞きしたびっくりニュースがある。組合でこの問題に対する「検討委員会」が設立されその報告書ができた。記者会見の予定であったがそれが急きょ中止になり、その上報告文書回収の措置が取られた。
 報告文書は、この問題について精査したもので回収する理由はない。誰がそれを決めたのか・・文中にほんのいくつかの文言が抜けていることを理由に、県からの指示があったという。あくまで聞いたことである。これが事実であるとすれば、行政がしてはならない許されない越権行為であると思う。

 これらを含めての疑念から「行政の不作為についての告発」という言葉が、被害者の中でささやかれていることもここで明らかにしておきたい。

 鋼製スラグ問題の背景がいかに醜いものか・・下記のような最新ニュースをお知らせし、この項を閉じたいと思う。

◎ 甘利大臣問題の背景に千葉県内の産廃問題が絡んでいた
 袖ヶ浦の鉄鋼スラグ問題に加えて、今回の甘利問題の背景に産廃の投棄問題が絡んでいることが、本日発売の『週刊文春』の記事から明らかになっています。この産廃問題には甘利事務所の秘書から環境省の課長ら2人が議員会館に呼ばれて秘書から机を叩きながら何かを迫られたことも書かれていますので、千葉県の担当者が知っているかどうか今のところ不明ですが、環境省が関わっていることは疑いようがないですね。環境省が産廃の処理について政治家から追及されて、単独で動くはずはありませんので、千葉県の産廃担当にも相談しているのではないかと思います。
(残土ネットワーク・ちば)


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