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海側区画整理スラグ埋め立て問題 ~その2~ [袖ヶ浦駅北側開発]

議会直前に、茂木議員の登壇を知った。茂木議員が一般質問に立つことの意思表示をしたら、「地権者でもあるので、本人の利害関係にかかわることは質問できない」と、質問をやめさせたいような意見をどなたかから言われたそうである。「市の指導の在り方や、公有地にかかわることであれば関係ないであろう」とご本人は敢然と質問項目を通告したという。伝聞である。しかし茂木議員の怒りが伝わってくるような話でもあった。

 茂木議員が登壇した。冒頭「昭和46年10月、海面埋め立てが開始された。当時の友納知事は『開発の陰に泣くものがあってはならない』と挨拶されたことが今でも胸に焼き付いている」という言葉から質問は始まった。

 3点に絞られた質問内容から、特に重要と思われる(びっくりした事実)事項について箇条書き的に書き出してみたいと思う。
◎ 基本的なことでこの事業全体の責任の所在はどこにあるのかを追求し、指導が具体的にどのように行われているかを明らかにしていったこと。
 最初にこの事業の全体像を予算金額から示しながら、『地方公共団体の指導方針第3条』に〈本事業は千葉県・袖ケ浦市の指導の下に行われる事業であること〉が明示されていることを明らかにした。
 しかし、実態はどうか・・組合指導には強く出ても、業務代行(JV)に対する指導は、ほとんどなされていないことが、具体的事例で明らかになった。

▼「理事会には専門家がいないので、だれか一人専門家を入れたい」という理事会の考えに対し、受注者である業務代行側が、それを拒否したという事実。この事実に対し、市の答弁は「組合には定款があり、それに従った人事をすればよいのであって、業務代行側との話題になる質のものではないと考えます。」~組合側がしっかりしていないのだと言わんばかりの答弁~

▼ もっと驚いたことには、現在組合の事務局担当者は、なんと業務代行の職員がやっていて、組合の銀行口座もこの職員が扱っているという事実。発注者の事務局を受注者の職員がしている。金も抑えられている。常識的には全く考えられない事実である。このことをどう考えるのか?市側の答弁は「受注者側に一括委託という項目があるので、決まりの上では違反とは言えない。」~それが指導?それでいいのか?~

▼ 市有地にコンクリートの塊がダンプ2台分も埋まっていたのを副理事長が見つけた。業務代行に言うと工事責任者が言った言葉「そんなことなんでもいいでしょう・・」
 市側の答弁「これは同じ工事区域内のことなので法的には事業内の行為であることから法には触れない」
〈事業区域内だから、法に触れていないのだから市はいいと認めているのか〉「組合基準には反していると考える」

◎ まだまだ記録には、残しておかねばならぬ事項がいくつもある。最後に争点の一つに、「説明をしているのだから、反対意見もなかったのだから了解しているもの理解していた。」スラグ使用に関しての市側の答弁である。
その市もスラグ使用の承認決議はされていないことは認めざるを得ない状況にある。
「検討委員会を作り、JV側に回答を求めても回答が出てこない。協議をせよと県や市に言われても、話し合う材料を出さないJV側が悪いのであって、その指導を強くすることを要請したい」という茂木議員の、怒りを抑えに抑えた発言が耳に焼き付いている。(明日は粕谷議員の追及発言を書いておきたい)

 今日は『スラグ問題最新版』の新聞記事をおまけに掲載しておく。

前橋市すらぐ.PNG

kawakami

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