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障碍者差別解消法 [障害者問題]

1個43円の値段の高い卵が良く売れているというニュースが友人から飛び込みんできました。
毎月送られてくる北海道の「白老町手をつなぐ育成会」の通信「ほほえみ」の中にその記事があるのです。
この通信は「どんな障害が重度であっても、住んでいる地域で働き生き続けたい。」そんな親と当事者の願いから出発した共同作業所フロンティアの、月間活動通信で、すでに527号を数えています。

 「かぼちゃとふすまを混ぜて地面に埋め、1か月かけて発酵させた餌と、追分の農家から仕入れた青米と、苫小牧の健康豆腐さんから頂いたおからと、餃子の宝栄さんから頂いたキャベツと、広島から取り寄せた牡蠣貝の殻と、白老産の魚かすとEM菌を毎日食べている鶏はフロンティアにしかいません」
 この卵、共同作業所の仕事の一つとして取り組んでいる生産物です。

 フロンティアの活動はこの一文で分かるように、全町民的支援を受けるだけでなく、いろんな業種の方々からの支援も受けていますし、共同作業の職種は、印刷業、食堂(アイヌの人たちから学んだ自然食)白老町特産物の販売,全町的文化活動等々・・次々と開発されてきました。昨年は、お隣の登別の親たちから頼まれて、新しい共同作業所も出発させています。テレビに登場する尾木ママも、寅さんの山田監督も、何度も足を運んでくれています。フロンティアは今や地域の誇りであり、障碍者は普通の社会人として胸を張って生きている。そんな姿を、当たり前のことになっているのです。

いつもこのブログに登場してくださる、鉄道研究家の山の井さんは、鉄道のことだけでなく、障碍者問題についても取り組んでおられます。
 数日前のメールで、館山市が「障碍者差別解消法」に基づく「障害を理由とする差別の解消の推進に関する館山市職員対応要領」を制定されたことを知らせてくれました。「千葉県下で初めての取り組みであろう」と書かれています。館山市のホームページにはこの要綱が記載されています。 障碍者問題について、袖ケ浦市の行政に方針はあるのかな?そんなことをふっと考えます。

 袖ケ浦市にも、障碍者のための施設が数多くあり、献身的に取り組んでおられる多くの方々を、私は知っています。障碍者が、普通に生きていけるカギは、地域の中に、もっと飛び込むことではないのかな・・・そんなことを感じていることをお伝えしたかったのです。
                    kawakami


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