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行政改革審議会傍聴記 [審議会]

行政改革推進委員会を傍聴して

他の審議会等の中では、委員のレベルが高く、期待できると思っていた。
しかし実情は、他の審議会等と、いや市議会と全く同じ構図であった。
第6次行政改革大綱について、改革提案項目63のうち、35(56%)が、継続である。
それについて、A委員は、継続は、改革に値しないのではないか、改革に値するものだけを選ぶべきではと提言した。尤もである。また、B委員は、自治会の活動に対し、インセンティブを与えることが、自治会の活性化を生み出すのではと提言した。
かって、私は、自治基本条例の公聴会で、時の企画課長に、自治会サミットを企画して、自治会の中で画期的な活動をしている自治会のプレゼンをして、他の自治会の参考にしてはどうかと提案した。その後、どう取り扱われたかは不明だが、没になったようである。
今回のB委員の提言も同じ運命を辿らなければいいと願っている。
委員会の後、市長を含め懇親会があったようだが、そこで懐柔されなければいいが、いつもの手のように感じている。

前述した同じ構図というのは、審議会といいながら結局は、委員対事務局の話であり、市議会で言えば、議員対市長執行部である。
本来審議とは、委員間で行う意見交換である。その結果が、諮問に対する答申となる。しかし、それは、全く行われていない。これで審議会といえるのか。委員は審議会を理解しているのか疑わしい。他の審議会で、「自分は初めてなので、此処で勉強させて頂きます」と述べた委員がいたが、やめて欲しい。そのような考えで審議会に参加して欲しくない。勉強は自分でしなさい。先ずは、傍聴だ。報酬を貰いながら勉強とは、税金泥棒といわれても仕方ない。委員の役割が分かっていない。しかし、事務局にとっては大変都合がよく、歓迎すべき委員である。御用学者ならず、御用委員になってしまっている。

A委員やB委員の提言について、賛同の意見、異論を述べ審議会として纏めるのが本来の姿だ。しかし、賛同意見や異論は出ず、単発に終る。事務局は、様々な理由をつけて、その場を収める。一件落着である。
審議会の体を為していない。市議会も同様である。一般質問で、議員から様々な改革改善に値する意見提言が出されるが、それが、議会の創意とはならず、執行部もそれなりに収めるのである。結局一般質問は、議員個人のパフォーマンスで終る。会派で、意見の集約をして、同じ会派の議員が賛同の意見を述べ議会の創意になるということもない。何のための会派か、烏合の衆の集まりか。たぶんそうであろう。

これでは、二元代表制は機能しないし、市民参加の審議会は単に行政のアリバイつくりである。これが市政の真の実情である。

市民はこのことを知ってか知らずか、どうでもいいことなのか。身の回りのことで手一杯、頭いっぱいで、無関心のようだ。地方分権の中で、地域格差が、広がっている。後になって袖ケ浦市が取り残されることになる。しかし、それも、市民の選択だ。それが民主主義である。

もし、取り残されずにいたいのなら、行政のトップを変えるか、議員の大半を変えるかしか方法はないと思うのだが、どうだろう。
有権者の覚悟が、問われている。
One of ザ 市民

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