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広報誌・「千葉広域連合会だより」第12号を読んで~投稿~ [後期高齢者]

 会員からの投稿がありました。後期高齢者の医療問題についてです。長文なので2~3回に分けて掲載します。同じ年齢層として共感と、この制度に対する怒りを感じています。
                                         事務局 KAWAKAMI

広報誌・「千葉広域連合会だより」第12号を読んで

 私は82歳の後期高齢者です。過日送付された広報誌第12号を読みました。その内容を見て、2~3納得しがたいものや、表現等に気になることがありました。以下、その点について私見を申し上げます。

1、 後期高齢者医療制度について

 この制度については、発足当初から問題があると思っておりました。各種健康保険組合から、高齢者を切り離し、独自の制度としたことは納得がいきません。現在の高齢者といえども、若年時代は当然あったのです。若年時代から本制度のできるまでの長い期間、健康保険に加入(強制)して今日に至っています。

 保険という制度は、生命保険、火災保険、自動車保険、損害保険等々各種のものがあることはご承知の通りですが、保険事故が発生した場合、その事故に見合った保証がなされるものです。中でも端的な例は、火災保険ですが、火災事故にあわなければ、その加入者は一生保険料が掛け捨てになります。統計的に一人の人が火災にあう割合は、700年に一回と言われておりながら、大半の人は、我が家の火災保険に加入しており、保険金受給者の支援金とは考えていないはずです。

 健康保険制度についても同様の趣旨が、その根底にはあるはずです。疾病の一般的傾向としては、若年時代は疾病率は低く、加齢に従って高くなっていきます。このような傾向がある中で、若年時代から健康保険への加入が義務付けられているのは、疾病になった場合の医療保障を受けるためのものと理解し、保険料を支払ってきたはずです。

 私見になりますが、私は現在でも医療費の対象になる病気にはあまりなりませんし、現役時代でも、病気で仕事を休むことはあまりありませんでした。現役時代を含め今まで支払ってきた保険料は、高齢者支援のためなどとは全く思ってもいません。人の常として年を取るに従い、病気になる機会も多くなり、その時は保険の対象として給付されると固く信じてきたからです。にもかかわらず、75歳以上の者を「後期高齢者制度」に分離するとは、いったいどういうことなのかと心外の至りです。

 「後期高齢者」という言葉は、文字通り後がないということであり、終末治療の対象という意味だと思いますが、長年加入してきた従前の健康保険制度は通用せず、医療費の増嵩にあわせ、保険料率を増改定する際には、別個に多制度よりも高くなる一定の負担を押し付けるためのものではないでしょうか。(続く)

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