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風評から風化へ~権力の意図は? [放射能]

 東京新聞には首都圏各地の毎日の放射線量が、地図上に見える形で報道されている。福島1,25マイクロシーベルト、飯館2,405 取手0,254・・・と、いまだに低線量ではあるが、「今直ちに健康に被害を及ぼす量ではない?」放射線量が、続いている。

 チェルノブイルでは、食品や、呼吸による内部被ばくにより、時を経て疾患が出てくる「晩発障害」と呼ばれる白血病や甲状腺癌の増加が知られている。除染が進められているが「安全管理が不十分な現状の除染作業では、かえって住民の健康被害を広げてしまいかねない。放射性物質がなくなるわけではなく「移染」しているに過ぎない」(岐阜環境医学研究所長・松井医師)という警告を発している医師もいる。これから数年後の子どもたちの健康が憂慮される。

 にもかかわらず、東電の賠償は遅々として進まず、野田首相は「収束宣言」をだし、原発災害はすでに過去のものとして取扱い、国民の意識から遠いものとして風化させるべく様々な手を打ちつつある。

 私たちは、風評から風化へと進めようとしている国の施策の裏に潜む意図を決して見逃すことなく、足元からの監視を呼びかけたいと思う。「静かに燃やせ怒りの炎」

                                            投稿・平凡な一市民
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